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隣で核保有国が侵略戦争を行っている状況で「軍事抜きの外交」など論外/倉山満

日本の置かれた国際環境など、トルコに比べれば余裕綽々だ

 こうしたトルコ周辺国に、ロシアとその後ろ盾の中国が影響力を強めた。中露両国はここであげた小国だけでなく、フランス・ドイツ・イタリアのような欧州の大国にも、資源とマネーを注ぎ込み依存させようとしていた。その効果は覿面(てきめん)、英米がウクライナ支援に前のめりなのに対し、仏独伊は引き気味だ。トルコもまた然り。周辺諸国が中露に靡(なび)く以上、正面切って逆らえない。だからこそ、あらゆる局面で自己主張を行い、今次ウクライナ事変でも仲介国に名乗りをあげる。  日本の置かれた国際環境など、トルコに比べれば余裕綽々だ。国際社会で生き残るには、知力財力武力の総合。しかし基本は軍事力だ。  では、どれくらい軍事力を持てばいいか。合格最高点を決めるのは自分だが、合格最低点を決めるのは敵国だ。日本人の自覚や如何に。
皇室史家。憲政史研究家。1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『噓だらけの日本近世史』が2月28日より発売

噓だらけの日本近世史 噓だらけの日本近世史

通説を覆す「嘘だらけ」シリーズ日本史編、待望の第三弾。

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