仕事

「“他人の夢を全力で否定できる人”こそ実は優しい」と経営者が考えるワケ

「夢追い人」に対し、全力で否定することは心苦しい

中村祐美子

一刀両断されたことで、結果的にビジョンがクリアに

 ここからは視聴者ではなく、経営者直下で仕事をする人や上司に不満がある人にも心から伝えたいこと。とにかく当たり前のことですが、改めて知ってほしいです。  説教好きとか承認欲求丸出しの人は別として、ワクワクした目で話す「夢追い人」に対し、全力で否定することは心苦しいんです。叱ることって本当にしんどい。  人には限界がないと信じたいのに限界が見えた瞬間、そしてそれを伝える瞬間。言葉を選びながら伝える緊張感と罪悪感。この十字架の重さは経験した人でないとわからないと思います。  僕自身も実際、内心は気づいてたけど叱れなかったことで取り返しのつかない失敗を過去に経験しました。人の人生が狂い、会社が方向性を見失うほどの大惨事になってしまったのです。

人は情に流され、情で失敗することを繰り返す

「リアル〜真実を追う180日〜」番組MCのIMALUと「ガリットチュウ」

 もう二度とこの経験はしたくないと思っていても、人は忘却の生き物。情で判断し、情に流され、情で失敗することを繰り返してしまうんです。  なぜなら情を言い訳にすることが一番ラクで、まるで美学があるように感じるからと僕は勝手に思っていますが、あながち間違いではない気がしています。  そんな川瀬大明神のアドバイス。何かに悩んでいる起業家やこれからの経営者には絶対に聞いてもらいたいです。  共感できるか、刺激になるか、納得できるか。この3つのどの感情になるかで、今の自分の立ち位置がわかるような気がします。
テレビ番組プロデューサーであり、PR会社やアパレル企画会社の創業者。PRプランナーとしてヒット商品を多数生み出し、最近では「ビジネスモデルから組み立てる投資家」としても活動。事業の初年度黒字化率は90%超で、上場企業からも依頼多数。モットーは「価値ある事業を」。詳細実績などはTwitter(@mr_heysiri)でまれに呟く
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート
ハッシュタグ