仕事

「失敗を“他責”でしか語らない起業家」を投資家があまり信用しない理由

 女優・中村祐美子が会社を設立し、どのように事業が伸びていくか、または倒産してしまうのかを追う番組「リアル〜真実を追う180日〜」が3回目の放送を迎えました。

経営者が「深い孤独」を抱えている理由

中村祐美子

中村祐美子

 前回の川瀬大明神による𠮟咤激励は起業を志す人に大きなインパクトを与えたと思いますが、今後、彼のアドバイスを生かせるか否かは中村祐美子本人次第です。  経営者をなると何より孤独を感じることが多くなりますが、その理由は決断の重さだと思っています。  僕自身も時には誰に話しても解決せず、自分自身でするしかない決断を下す際には、眠れなかったり、食事が喉を通らなかったり、人生が終わってしまいそうな苦しい思いをしたりすることもありました。  そのような苦しさを背負っても、決断が功を奏するとは限りません。経営に限った話ではないですが、仕事をするうえで人は決断を下し続けて現在に至っているのであり、決断地獄から逃れられる人生はないように思います。

起業するうえで必ず頭をよぎる「倒産」

アナザーレジェンド・稲月仁一社長

アナザーレジェンド・稲月仁一社長

 3回目となる今回の講師は、そんな決断の重さを改めて考えさせられる方が登場。制作スタッフの知人であるアナザーレジェンドの稲月仁一社長です。  単刀直入に申し上げると、経営として学べる実践的な要素は前回の川瀬大明神の回よりは劣りますが、経営者なら誰もが考えたことがある「不安」に触れました。その「不安」とは倒産です。  番組内でもはっきりと明言しているので言及しますが、稲月社長は倒産を経験しています。僕はそんなリアルを、起業を志した最初の段階で触れることができた中村を少し羨ましくも思いました。  稲月社長、人柄は申し分のない「イイ人」ということがヒシヒシと伝わってきます。「本当に営業できるの?」と思えるほど物腰が柔らかい方です。
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今でも後悔をし続けているという倒産の理由とは?
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