仕事

「すぐに給料の交渉をするサラリーマン」は結局、損する可能性が高いワケ

扱いやすい人は皆が一緒に働きたがる

転職 昇給後回し型のメリットは、昇給提示型とは逆に「扱いやすい」という心証を受けやすいので、結果に対する評価が甘くなりがちです。  また、今後も新しい仕事に挑戦する機会を失うリスクを最小化し、成功体験や実務経験を積めれば、転職も含めてその機会の拡がりが出てきます。  さらには、違う会社に行けば昇給できる状態になりやすいでしょう。そもそも「昇給しなければ転職しない」と決めて現職中から粘り強く探せばいいのですから。  一方で、デメリットはいわゆるやりがい搾取のような扱いを受けるリスクがあることです。

約束を一度、果たさない会社は次も同じ

 新しい仕事にチャレンジしていい結果が出たときに「あの……そろそろ昇給は?」「え? あ、ちょっと待ってね」といった上司との不毛なやり取りをする時間を過ごしてしまう危険性があります。結果を出したからといって頻繁かつ早期に給与を上げていく会社も少ないのが実際のところです。  ただ、その搾取の姿勢がある会社なのか否かは、1回でわかります。一度約束を果たさないことがあったら、その会社は二度目も約束を果たさないでしょう。  見切りをつけて次の活躍できる場を探したほうがいいです。その「1回」の挑戦と成果が出るまでの数年間は結果的に徒労に終わったとしても、次への踏ん切りがつくという十分な意味があります。
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やりがい搾取のリスクはあるものの…
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