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安倍元首相は亡くなった後も日本の政治に影響力を残している

アベノミクスが庶民を苦しめているのではないか

東京・立川の街宣で応援演説をする安倍元首相

東京・立川の街宣で応援演説をする安倍元首相

 そして岸田政権もアベノミクスを継承する中、ロシアのウクライナ侵攻が追い打ちをかけた。アベノミクスによる「平時の物価高」を招いてきたのは安倍元首相であり、その見直しに踏み込めないのが岸田首相という関係にある。  しかし安倍元首相は6月22日の街宣で、立憲民主党の泉健太代表がアベノミクスの見直しを討論会で主張したことに反発。「『金利を上げるべきだ』と言っており、驚がくした。逆に引き締めると『悪夢』のような時代に戻ってしまう」と訴えた。そこで筆者は同日の立川街宣を終えた安倍元総理を直撃、声かけ質問をした。 「アベノ(ミクス)インフレと呼ばれていますよ。物価高の原因ではないでしょうか」  安倍元首相は、無言のままグータッチを続け、色紙にサインをしている。筆者は再度尋ねた。 「アベノ(ミクス)インフレと言われています。物価高の原因となり、アベノミクスは失敗だったのではないですか。庶民が苦しんでいますよ」  安倍元首相は無言のままだった。

外国人観光客にとっては割引でも、日本国民にとっては割増!?

仙台で応援演説をする安倍元首相

仙台で桜井氏の応援演説をする安倍元首相

 筆者は宮城選挙区最大の票田である仙台市でも安倍元首相を直撃した。7月5日、自民現職の桜井充参院議員(公明推薦)への応援演説で、安倍元首相はアベノミクスのメリットを次のように強調したのだ。 「(アベノミクスによる円安誘導で)海外からの観光客は3倍、4倍に増えました。仙台もそうです。いま円安になっている。たしかにいろいろなデメリットもあるが、経済においてメリットに変えていくチャンスでもある」 「何と言っても観光。これ必ず再び海外からの観光客が戻ってくる。円安はチャンスなのです。100円が135円になっていれば、(外国人観光客が)日本に35%引きで行けるようになる。日本に行けば今までよりも35%引きになるわけです。(仙台市の場外市場の)『杜の市場』にも世界中から観光客が来ることになっていくわけです。ピンチをチャンスに変えていく」  仮に外国人観光客にとって割引になるのであれば、日本国民にとっては輸入品が割増になるということだ。円安誘導は観光関連業者にはチャンス到来でも、一般庶民には物価高のピンチ襲来でしかない。そこで街宣後、「杜の市場」内の視察を終えた安倍元首相を直撃した。 「行きすぎた円安ではないですか。(外国人観光客は35%引きなら)日本人は35%物価高ですよ」  しかし、ここでも安倍元首相から一言も返って来なかった。その後、福島県田村市や郡山駅前での街宣場所で、声かけ質問を行った。しかし安倍元首相はそれを無視し、聴衆とグータッチを続けるだけだった。
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岸田政権には、アベノミクスの弊害を止められない!?
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ジャーナリスト。『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数

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