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孤独感を抱える人が集まる交流の場。始めたきっかけは「自身のうつ経験」

「働けるうつ」は脳内でどうなっているのか?

「働けるうつ」状態では、体の中でどのような反応が起きているのか?脳科学専門のエビデンスリサーチャー・佐藤洋平氏によると、古い脳(扁桃体、青斑核、視床下部)と新しい脳(前頭前野)のバランスが鍵だという。 「人間の脳には感情を司る古い脳と理性を司る新しい脳があります。元気な時には、古い脳と新しい脳はバランスを取りながら活動をしています」 元気な時には、ストレスを感じた場合、一時的に古い脳の活動が高まり、覚醒を高める副腎皮質刺激ホルモンが大量に放出される。その結果、理性を司る新しい脳の活動が抑えられる。その後、ストレス状態を脱すれば、脳はもとの状態に戻る。 しかし慢性的なストレス状態では、古い脳の活動が強く、新しい脳の活動が弱い状態が定常化してしまう。これが定型うつ病に見られる脳活動だ。

違いは脳の動きだった

うつ病だが、働けるうつ病を非定型うつ病の一種と仮定した場合、別の動きが起きている可能性がある。 「非定型うつでは古い脳の活動が弱くなり、新しい脳の活動が強くなっています。その結果、一般的なイメージに反して働くことができてしまうと考えられています」 違いは脳の動きだった。 【佐藤洋平氏】 脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手がけるオフィスワンダリングマインド代表。寄稿数3000本超。富山大学医学博士課程在籍中 取材・文/週刊SPA!編集部
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