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サッカー日本代表・伊東純也「上を目指す以上はドイツもスペインも絶対に勝たないといけない相手」

フランス移籍直後、人生初の“一発レッド”

KW101473──第9節のトロワ戦では1ゴール1アシストと活躍しながら、終盤にレッドカードで退場してしまい、10節のPSG(パリ・サンジェルマン)戦はスタンド観戦になってしまいました。 伊東:一発レッドは人生初ですね。大きな接触ではなかったですが、足裏が見えてしまったので仕方ない。ただ、フランスリーグはレッドカードが多く出るのはわかっていただけに、もったいなかったなって。PSG戦はもちろん出たかったです。 ──W杯前の移籍は、チームでポジションを失うリスクなどもあったと思いますが、移籍に迷いはなかったですか。 伊東:もともとこのタイミングで移籍したいという思いがあったし、W杯への影響はそこまで考えなかったです。どのみちチームで結果を出せなければ、それまでの選手ということですからね。 ──2トップでのプレーも違和感がないように見えます。 伊東:欲をいえば右サイドがいいですが、ヘンク時代もサイドより中寄りのポジションが多かったですし、学生時代も前めのポジションをやっていましたから。オレはストライカーって感じではないですけど、「やれ」と言われたらできないことはないかなって。

W杯最終予選で大活躍 「戦術・伊東」がネットで話題に

KW200397──最終予選では、4試合連続ゴールはもちろん、「戦術・伊東」という言葉がネットで話題になるほどの大活躍でした。改めて、振り返ってどうですか。 伊東:戦術というか、自分のところにボールがきたので、仕事をしただけなんですけどね。普段はこんなにゴールを決めるタイプでもないし、別に体がキレキレだったということでもなかったです(苦笑)。ただ、最初の3戦で2敗して勝たないとヤバい状況になって、なんとかしたいという気持ちは強かった。そんななか、いつもよりゴール前に入っていく回数が少しだけ増えて、そこでたまたま決められたというか。不思議ですが、点を取れているときは続けて取れるし、取れないときは取れないものですからね。 ※「戦術・伊東」 アジア最終予選5節のベトナム戦で、DAZNのゲスト解説を務めた元日本代表MF松井大輔氏が、日本代表のチャンスのほとんどが伊東経由で生まれていたことから「戦術・伊東くん」とコメントすると、それがネット上で拡散した ──最終予選のブレイクで、伊東選手の名前は一気に日本中に知れ渡りました。その後、変化もあったのでは。 伊東 まぁ、みなさんに注目してもらえるようになって、友達からは「〇〇に出てたよ」とか、連絡をもらう機会は増えました。ただ、オフの帰国時もコロナ禍でそんなに外出はしなかったですし、今はマスクと帽子を被っていれば街を歩いても全然バレないじゃないですか(笑)。
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高校まではエリートとは無縁のサッカー人生
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