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「私は精神的に殺された」自称ピアニストの結婚詐欺師に被害女性が怒りの告白

10年以上同棲している内妻の存在

36歳のピアニストと偽っていた(A子さん提供)

 それに河野被告がしたたかだったのは、A子さんと同棲しながら、別の女性とも同棲していたことである。  それは河野被告の内妻というべき女性で、10年以上の付き合いがあった。河野被告は2018年11月にも似たような事件を起こし、「白血病を患っており、未承認薬が必要」と言って、2人の女性を騙し、1人は自己破産、もう1人からは現金130万円を騙し取ったとして、懲役1年6カ月の実刑判決を受け、A子さんと付き合う直前まで服役していた。  その公判に河野被告の量刑を軽くするため、情状証人として出廷していたのが内妻だった。河野被告は内妻のヒモとして暮らし、そのかたわらで遊ぶ金欲しさに騙していたのがA子さんだった。

A子さんの母や姉も言葉巧みに騙す

 A子さんが金銭に困窮し、「母や姉に相談する」と言うと、「結婚を反対されるかもしれないからやめて」と言いながら、「1セット27万円の未承認薬に切り替わることになった。カネを貸してほしい」などと言って、さらにA子さんを追い詰めた。  同年7月、A子さんの母親や姉を交えて話し合いをすることになった。そこで河野被告は迫真の演技でA子さんの母親や姉を欺いた。 「財布の盗難に遭い、主に生活費のために同棲することになった。税金の支払いと白血病の治療費としてA子さんからカネを借りているが、保険が下りたら全額返す。仕事面の金銭の動きを一任している社労士を代理人に立て、A子さんの口座に全額振り込むように手続きを進めさせている」  こうしてA子さんの母親や姉からも信用され、援助を受けることになった。河野被告がA子さん一家から借りた金の総額は2000万円以上になった。  その後もA子さんからカネを引っ張るためにウソをつきまくり、たまに返済の見通しについて聞かれると、「警察の捜査が終わるまで、口座に触れることはできない」「社労士がコロナで入院してしまい、治療が長引いている」「社労士のミスで手続きが遅れている」などと言ってごまかしていた。

交際中のLINE(A子さん提供)

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血液検査は正常、年齢も10歳以上違う
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ノンフィクションライター。1969年生まれ。三重県出身。週刊各誌で執筆。著書に『実録 性犯罪ファイル 猟奇事件編』『実録 女の性犯罪事件簿』。別名義でマンガ原作も多数手がける

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