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東大生が「周りの東大生に感じた違和感」。大学2年で休学、飛び出した先は

東京大学といえば、日本最難関クラスの大学。そこに通う学生の多くは、小さなころから塾通いをして名門中高を通ってきた、いわゆる「エリート」たちです。 しかし、それがすべてではありません。一部には、まったくエリートらしからぬ道筋をたどって東大に合格した学生もいます。ここでは、元落ちこぼれや休学経験者など、「普通の東大生」らしからぬ道を辿って東大へ入学した、みなさんの知らない「リアルな東大生」の姿をお届けします。

東大入学時から抱いた“強烈な違和感”

東大生

SKさん

「僕はもともと旅行が好きだったんですが、それが高じて休学してずっと海外に滞在していました。もともとは英語力が足りないという自覚があったのですが、そこから英語ができるようになりたかったんです」  そう語るのは、東京大学経済学部4年生(取材当時)のSKさん。すでに外資系企業への就職が決まっており、この4月からバリバリと働き始める予定だといいます。  SKさんは、東大に来た時に強烈な違和感を抱いたといいます。それは、周りの東大生がみんな「与えられた選択肢の中から自分に合っているモノを選んでいるように見えた」ということ。 「『東大生ならこういうことするでしょ?』というレッテルに従っているように見えた周囲の人々は、なんと1年生の頃から人生の先を見てゼミに入ったり、インターンに入ってみたり……。『こうしておけば、将来うまくいくよね。』みたいな空気が嫌だったんです。自分は本当にそれが好きでやってるのか? 本当に好きだったらいいと思うんですけど、どうも僕の目にはそうじゃないように見えてしまって……未来だけを見て今を見ていないって、本末転倒だと思うんですよね」

大学2年で休学、フィリピンへ

 部活、サークル、ゼミ、インターン。自分はあまりどれも興味がなかったというSKさん。やがて彼は東大に面白くない場所だという印象を抱くようになり、大学二年目になると、休学を考え始めました。  そうして休学したSKさんは、すぐに留学を決意します。英語力を補うために、お金を稼ぎながら留学してみよう。そう考えた時には、フィリピンに飛んでいました。  しかし、ここで待っていた生活もまた退屈でした。管理された「学校」の中での暮らしは、彼にはまったく性に合わないものだったのです。 「自分はいったい何が好きだったのか……改めて考えてみたんです。そうしたら、思い当たるものがあった。昔、『甲虫王者ムシキング』ってゲームが流行ったんですけど、僕このゲームの大会で優勝したことがあったんです。それで、『あ、そういえばフィリピンってアトラスオオカブトとれるじゃん』って思って。それで、留学していたセブ島から、隣のレイテ島にすぐに引っ越したんです。カブトムシを取るために。」  なんとカブトムシを取るために留学先から一転、レイテ島の山間の小さな村にこもってカブトムシを取る生活をしていたというSKさん。その村では、慣れない英語とボディランゲージでコミュニケーションを図り、幸いにもその村に滞在していた神父と仲良くなれて、教会に寝泊まりさせてもらっていたのだとか。
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