40代で人生迷子「“中年の危機”に陥る男性」に共通している3つの原因
②体力低下による老いの自覚
40代に差し掛かると、人によっては大病をしたり、生活習慣の乱れが見た目や体調にモロに出始めたりする人も多いです。具体的な症状に悩まなくても、体力や回復力の低下をしっかり感じるのがこの年代かもしれません。
また、体力低下に比例し、精力が減退するのもこの頃と言われています。体力と意欲は繋がっていますから、体調から心の不調を感じ、それが漠然とした不安感になっている人も多いようです。
③この先の人生が見えてくる
多くの40代は、仕事だけでなくプライベートも方向性が固まっていきます。家族は何人で、住まいはここでローンはあと何年で、子どもがいくつになるまでに○○円貯めたくて……。こうした“今後も続くであろう仮の確定事項”が増えるほど、先の人生が具体的に見えていきます。
しかしその時、自分が心から満足できない未来だと感じると、「このままでいいのだろうか」といった感覚に包まれるようです。難しいのが、「このままでいいわけがない」と思っても、実際それを打破する行動には制限があることです。
たとえば、20代ならキャリアチェンジや海外移住、付き合う人を変えるなど、大きく人生を変える選択が気軽に取れますが、40代となればそうはいきません。悩んで悩んで新しいチャレンジを決断しても、妻に大反対され、家庭を考えたらやっぱり無理だな——と振り出しに戻る。そんなことを繰り返し、不満が溜まっていくのが中年の危機なのです。
前半でご紹介したTさんは、おそらく仕事における立場の窮屈さや、それによって見えた先の人生に、満足感が得られなかったのかもしれません。
「自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である。」ギリシャの哲学者プラトンはこう言います。中年の危機とは、見方を変えると、人生をしっかり歩んできたからこそ見える先細り感覚なのかもしれません。でも、実際先細りしていくのか、それが幻だったと思えるかは、ご自身の取り組みにかかっています。
どんな人生をこの先送りたいか、どうだったら“勝利”を感じて幕を閉じられるか。ゆっくり一度考えて見るのもいいかもしれません。
<文/おおしまりえ>
―[“中年の危機”の原因と対策]―
株式会社フミニティ代表取締役。恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、働き方と恋愛を主なテーマに発信を行う。また、企業向けのマーケティング支援も得意とする。anan、女性自身、現代ビジネスオンラインなどで執筆多数。公式HP「コラムニストおおしまりえオフィシャルサイト」。Twitter:@utena0518 【関連キーワードから記事を探す】
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