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超難関・東京藝大に集う天才たち「自分はモーツァルトの生まれ変わり」上位互換がごまんといる場所

藝大に現役合格できた勉強法は?

石川健人さん

石川健人さん

 現役と浪人が半々ほどだという藝大。そんな魔境に、どうやって彼は現役合格していったのでしょうか? 「僕は受験時代から『ゼロ思考』という言葉をキーワードにしてやってきました。これは、『自分は何も知らないのだ』ということを思い出すためのキーワードです。音楽にせよ、他の勉強にせよ、時にはコテンパンに言われてしまう時があります。そんな時に、自分が腐らないようにこの言葉を思い出します。そして、『何も知らなかったのだから、コテンパンにされるのも仕方ない。それより、今回得られたことを糧に前に進もう』と考えるようにしていたんです」  どれだけ自分の不出来を指摘されても、何も知らない自分を思い返して初心にかえっていたという石川さん。落ち込んだ瞬間があっても、その時には本やノートを取り出すようにしていたのだそうです。そうして、自分の成長の軌跡を確かめて、常に前進することを考えていたのだとか。大変ストイックな思考法です。

音楽とそれ以外の勉強の両立

 また、彼には音楽とそれ以外の勉強とを両立させるための秘策があったようでした。 「音楽の勉強と他の科目の勉強との両立は、つらくありませんでした。机の上では、音楽の勉強だけと決めて、センター試験の学習は、それ以外の場所でやるようにしていたんです。高校時代には作曲の指導を受けるために遠くまで電車で通っていましたから、その往復の時間にノートを開いてセンター対策の学習を済ませるようにしていました。逆に、それ以外の場所では作曲に没頭していました」  石川さんは、場所で分ける勉強法は効果的だと語ります。彼曰く「音楽で使う脳みそと勉強で使う脳みそが違う気がするので、切り替えがうまくいった」のだそうです。確かに、筆者も家では遊ぶと決めてまったく勉強しませんでしたが、代わりに学校ではまったく遊ばずに勉強するようにして、場所で区切っていました。このような方法は集中力を保つためにも有効かもしれません。  実は、筆者と石川さんは同じ高校の同級生。彼が現役で音大へ合格して言った時は、嬉しさ半分、自分が浪人していたことからのやっかみが半分という気持ちでした。しかし、このような偉大な同級生を持てたことを、今となっては誇りに思います。  音楽高校ではない普通科高校から、現役で東京藝術大学作曲科へ入学するという大逆転合格を果たした石川さん。今後の活躍に期待です。 【もっと詳しい石川さんのお話を読む】⇒「新進気鋭の音楽家が語る『音楽を通じた社会貢献』の形とは」はこちらへ
著述家、教育ライター。 教育メディア「未来図」副編集長。一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)

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