恋愛・結婚

「なぜかモテるおじさん」に実は共通している特徴。容姿よりも重要な“モテ要素”があった

度量の広いセックスと狭いセックス

女医が導く60歳からのセックス そして、豊富な想像力や引き出しを持っている彼ら彼女たちは、セックスにおいても相手の体調や感度に応じて、臨機応変にベストな対応を選択することができます。 「今日は、後背位で奥を突くとつらそうだから、浅いピストンにしよう」 「このコは騎乗位が感じるみたいだから、今日は騎乗位を多めに取り入れよう」といったように、自分のテクニックを誇示することなく、相手が求めるものを的確に投げ返せるのです。  もし相手の女性が年下ならば、男性から「ここはどう?」と耳元で囁くように聞いてあげてもいいでしょう。  耳から入る言葉は、聴神経を経てダイレクトに大脳の聴覚皮質という部位に届きます。そのセックスが快感かどうか、最終的な判断を下すのは脳です。  耳からダイレクトに脳を刺激することで、よりいっそう彼女をオーガズムに導くことができます。

セックス上手とは「相手に合わせられる人」

女医が導く60歳からのセックス 長年、幾度となく肌を重ねてきたパートナーでも、好みの体位、苦手な体位は年齢によって変わってくるので、「いつも同じやり方」といった度量の狭いセックスは禁物です。  女性は熟年を迎えると、加齢により膀胱、尿道、子宮などを正しい位置に支えてくれる骨盤底筋が衰えてきます。  骨盤底筋が緩むと、内臓の位置が下がってくるので、後背位の体勢で激しく腟奥をピストンされると、若い頃にはなかった痛みを感じる人も増えてくるのです。 「彼女は後背位が好きだったから」という過去をトレースするのではなく、今の相手の反応をうかがいながら、柔軟に対応できるのが度量の広いセックスです。    セックス上手とは、激しいピストン運動や巧みな手技をする人ではありません。相手に合わせられる人です。その相手が夫や妻でも、その人に合わせられるのであれば、立派なセックス上手といえます。  もし相手が正常位が好きなら「女性の脚を男性の肩まで上げる屈曲位はどうかな」と試みたり、後背位が好きなら寝バックを提案してみるなど、想像力と引き出しを駆使し、よりバリエーションに富んだセックスを組み立てられるのも、度量の広さゆえ。  相手の望むものを察して与えているのですから、「この人のセックスはうまい!」と、異性が感じるのは当然です。  くれぐれも「オレが好きなオレ流セックス」は、度量の狭いモテないセックスだと心得てください。
富永喜代氏

富永喜代氏


痛みで苦しまない人生を医学で導く「痛み改善ドクター」。愛媛県松山市にて富永ペインクリニックを開院。代表を務める「まつやま健康寿命延伸コンソーシアム」は、経済産業省「平成26年度健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択。性の悩み専門の性交痛外来を開設し、全国から1万人以上がオンライン診断を受ける。医療×ITで人生100年時代を豊かにするデジタルドクターである。たしかな腕とユニークなキャラクターが人気を呼び、NHK『おはよう日本』、TBS『中居正広の金曜日のスマたちへ』などのテレビ番組にも出演。著書累計98万部。YouTubeチャンネル『女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室』は登録者27万人を数える。Facebookライブは年間1000万人以上にリーチし、日本最大級のオンラインセックスコミュニティ(会員数1.6万人)『富永喜代の秘密の部屋』を主宰
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女医が導く 60歳からのセックス

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