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親のカードで“月100万円”散財した姉が、母の葬式で取った「思いがけない行動」

数億円の借金をつくるも、家族にカネを無心する「毒弟」

 吉田秀子さん(仮名・50歳)の両親は、東北の島で観光業や漁業の多角経営で成功を収めていた。  そんななか5歳下の弟がある日、「鮭の養殖をやりたい」と言いだした。 「鮭の養殖はすごく難しいので島の人は誰も手をつけなかったんですが聞かなくて……」
多発する[毒きょうだい]トラブル

養殖業には親戚中が反対したが、弟は「だからこそ俺はやる」と豪語した

 案の定、弟は失敗し数億円の借金が残った。父が金策に奔走したが、努力むなしく実家は自己破産に。  吉田さんも自身の経営していた会社を売却し、1億円ほど実家に入れたが、時すでに遅しだった。  弟はそんななか、フィリピン人女性と知り合い3か月で結婚。  嫁の母国にせっせと送金させられる生活となり、吉田さんも何度もカネを無心された。  その後しばらくして、父のがんが発覚。しかし父は隠し財産を持っており、臨終間際に弟に「このカネで家を買って、母さんの面倒を見てくれ」と言い残した。

同居する母からもカネをむしり取り、家族はバラバラに…

 弟は父の遺言どおり、都内で建売住宅を購入。母親と同居を始めたが……。 「弟はなんと、『同居して面倒見るんだからカネを払え』と、母から月10万円もむしり取り、生活費や子供の学費まで出させていたのです」 多発する[毒きょうだい]トラブル そして5年が過ぎた頃、弟が「母が嫁をいじめるから引き取ってくれ」と言ってきた。実際には、母のカネが尽きて邪魔になったのが理由だった。  ほどなくして吉田さんは介護の疲労でダウン。仕方なく母親を介護施設に入所させたが、1年で他界してしまった。 「弟夫婦は介護施設に一度も来なかったくせに何食わぬ顔で葬儀にやってきて、『5年も面倒見たんだから母が残したカネがあるなら俺がもらうべきだ』と主張しました。  なので、『二度と顔を見せるな!』と参列者の前で怒鳴り散らして絶縁してやりましたよ」 取材・文/週刊SPA!編集部
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