「お笑いは転職活動」元社会人芸人コンビ・シンクロニシティが語るフリー時代の苦労
「社会人お笑いの先駆者」としての活動
――ちなみに、社会人でお笑いをしている方々の中で、月のライブ15本というのは多いほうなんですか。
西野:社会人でほんとにM-1準決勝以上を目指している人は月10本くらい出ていると思います。社会人お笑いのライブも結構開催されているので。
よしおか:最近、西野さんはそういう社会人のお笑いライブに行って、ネタのアドバイスをしています。
西野:それは、あんまり言わないで欲しかったですけど(笑)。そうなんです。自分で言うのも恥ずかしいですが、プロになったこともあって、“社会人お笑いの先駆者”みたいな感じで呼ばれて、ネタを批評するみたいなことをやっています。
よしおか:ライブ終わりには、西野さんにアドバイスを仰ごうとする人で行列ができるほど人気みたいです。
「お笑いは完全に転職活動だった」
西野:それも言わないでほしかったですけど(笑)。そこで僕が「全然、M-1イケると思います」って言ったコンビが今年の1回戦で落ちました(笑)。偉そうなこと言って申し訳ないなと思いました。でも、僕らと同じようにあわよくば事務所に所属して、プロになりたいという社会人も結構いるんですよ。
――シンクロニシティさんも含めて、社会人お笑いの中にはM-1にかけている人も多いと。
よしおか:そうですね。私はあんまりお笑いを楽しいとは思っていませんでしたが……。
西野:確かに、我々は社会人でお笑いやっている人の中では、楽しんで活動してはいなかったです(笑)。我々にとってお笑いは、完全に転職活動でしたから。普通の社会人の転職活動でも、今の仕事をやりつつ次の仕事につながる資格を取ったり、別の会社の面接を受けたりするじゃないですか。そんな意識でお笑いをしていました。
清談社 ライター/編集 編集担当作→稲田豊史さん『こわされた夫婦』、生駒明さん『フーゾクの現代史』、諸富祥彦さん、島田友和さん、青木美帆さん『1on1コミュニケーション入門』、しみけんさん『モテる男39の法則』。X(旧Twitter):@numazawa_n
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