仕事

“常識が通じない”新人が多い。居酒屋のベテランバイトが目撃した「迷惑なスタッフ」の数々

間違ったことを新人に教えてしまう

 自分が知った気になって、色々なことを教えるスタッフもいるという。 「ある程度、ベテランのアルバイトが新人スタッフに間違ったことを教えたり、自分の業務外のことを教えたりしているケースもあります。ドリンクのグラスが違ったり、効率の悪いやり方を教えていたり、商品の違った盛り付け方を教えていたり……。挙げるとキリがないですが、確実に覚えきれていない業務や曖昧で間違っている部分を教えられると、指導の修正にも時間を取られます」  後輩や新人スタッフへの指導は自分の知識がより定着し、教える立場の大変さも経験できる。しかし、その教える立場のスタッフが間違っていれば元も子もない。

まずは自分の記憶に定着させてほしい

焼き鳥「間違ったことを教わった新人スタッフはそのやり方が身につき、改めて上席のものが指導する際、修正や再度指導が必要になるため、二度手間になってしまいます。なので、少しでも曖昧な部分があれば、先輩や社員スタッフに聞いたり、メモしておいたノートを見返したりするなど、まずは自分にしっかりと定着させるようにしてもらいたいです。お店のルールやマナーを完璧に覚えてから後輩や新人スタッフへの指導に当たるようにしてほしいです」  アルバイトだからといって周囲に迷惑をかけるのはNG。最低限の社会人としてのマナーをわきまえ、わからないことがあれば先輩や上司に素直に聞こう。意外と、彼・彼女たちも優しく教えてくれるかもしれない。 <TEXT/田中げも>
大学卒業後、CRM事業の会社に1年半ほど勤め、その後フリーランスに。約6年間飲食店に従事していたこともあり、飲食関係が得意
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