エンタメ

“ブレイクした”囲碁将棋が抱く野望…「スーツやビールのCMをやりたい」

“憧れの存在”トータルテンボス

囲碁将棋――お二人が今後どんな芸人になりたいのか、ロールモデルとなる方たちっているのですか? 文田:活動の感じで言うと、トータルテンボスさんっていいよなと思うんですよ。むちゃくちゃテレビ出ているわけでもないけど、劇場も出ているし、年に1回単独ライブもやるし、SNSやYouTubeもバランスがいい。お二人ともずっと若いままじゃないですか。年を重ねて円熟味が増して師匠みたいな雰囲気になっていくのもステキですけど、トータルさんみたいに20代からずっと同じようなノリで芸人をやり続けているのもカッコいいなと思って。トータルさんって師匠っぽさ全然ないじゃないですか。 ――根建さんはトータルテンボスさんのYouTubeにもよく出ていますよね。 根建:めっちゃ出させてもらっています。トータルさんの草野球チーム「アフロモンキーズ」に入らせてもらっているご縁もあって、仲良くしていただいていますね。憧れの兄貴たちです。

いずれ「スーツやビールのCMをやりたい」

囲碁将棋――では最後に、今後の目標を教えてください。 根建 :(『水曜日のダウンタウン』でのドッキリで話題になった)ホンダのシビックはやっぱり欲しいですよね。ホンダさんからお声掛けいただいて、試乗体験をさせてもらいましたけど、いつか自分のお金で買って乗れるようになりたいです。 文田:僕は松岡修造さんみたいにスーツのCMに出演したいですね。今やテレビに出てバズることってなかなか難しいけれど、CMに出れば顔を覚えてもらえるじゃないですか。スーツじゃなくビールとかでもいいですけど。 根建:ビールのCMなんて、それこそテレビでバズらないと出られないよ。 文田:テレビの出方としては「なんかこの人たち見たことある」で十分なんですよ。テレビで「この人たち面白い」というのを知ってもらおうとは思っていなくて、劇場に来てくれたときに「この人たちってこういう漫才するんだ」っていうのでいいかな。 ――知名度も上がりすぎると、日常生活が大変になりそうですよね。 文田:知名度が上がれば、舞台や寄席などでもっといろんなことがやれるんだと思っていたんですよ。知名度がまったくないときは、あまりすべらない受けそうなネタをかけていて、それが正直退屈で、漫才していても楽しくなかった。でも、知名度が少し上がった今では、劇場に来てくれたお客さんも僕たちのことをを知ってくれているから、ネタを変えたり出来るのかなって思ったら、全然そんなことはないんですよねー。 根建:10回の舞台で4~5回はウケ方がイマイチだもんな。僕たち、よくスベるんですよ。 文田:もう少し知名度を上げないといけないのか、知名度があっても好きなネタばっかりやるのは無理なのか。そうじゃなくても、好きなネタをやればいいんですけど、やっぱりウケるかウケないかは気になるので。ちょっとこれからも探りながら舞台に立ち続けたいとは思います。 <取材・文/高田晶子 撮影/市村円香>
1982年、札幌市生まれ。中央大学卒業後から10年間、光文社『女性自身』記者として芸能人や美容・健康分野の取材を担当。2016年独立後、雑誌の取材に加え、写真集や書籍の構成・編集なども担当
1
2
3
おすすめ記事
【関連キーワードから記事を探す】