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三井不動産、JICA、外務省出身の「30代ハイスペ女子」がスリランカで起業。“ルッキズム”と闘う理由

承認欲求を満たすためダイエットの沼に

ケルナ――そこから無理なダイエットをするようになってしまったと。 前川:体型が理由で別れたわけでもないのに、もっと可愛くなれば復縁できるんじゃないか……と思って「やせた姿で彼に再会すること」を目標にダイエットにハマっていきました。やせた写真を当時流行していたmixi (SNS)に載せると、「キレイになったね」とか「羨ましい」といったコメントが届く。他人から評価されることに快感を覚えてしまったんです。そしていつの間にか、承認欲求を満たすためにダイエットの沼に落ちてしまいました。  就職して夜中1時ぐらいまで働く社畜生活になってからも、残業を終えてからランニングしたり……。1日にアメ玉を3粒しか食べない日もあり、「食べる量を極限まで減らして運動する」という、かなり間違ったダイエットをしていました。その頃は、体重が40キロを切り、あばら骨が浮き出ている状態でしたね。 ――そこまでストイックに食事制限すると、生活にも支障が出るのでは……。 前川:若さゆえか、食べなくても何とか生活できていたんです。当時働いていた会社が体育会系で「お昼ご飯はみんなで行くぞ」という感じでしたが、私はダイエットのために断っていました。先輩からの誘いを断るなんてあるまじき行為だったんですが。そこまでしてでも、体型維持にこだわっていました。

一般的な美の基準に囚われる必要はない

ケルナ――ダイエットの沼からどのように抜け出したのでしょうか。 前川:会社を辞めて大学院生になり、アメリカに留学してシェアハウスで生活していました。世界のさまざまな国から集まっている入居者80人くらいの中で、しっかり食べて健康的で、自分に自信を持っている人が美しく見えたんですね。「やせている=美しい」ではないことに気づいた。  日本のノイズから離れたことで自己対話をするようになり、「ありのままの自分で生きる」という意識を持つようになったんです。その後、仕事を通じてインドを訪れた時には、「肌の色が素敵だね」と、生まれて初めて肌の色を褒めてもらえた。美の概念はそれぞれの国によって異なるものであり、日本の一般的な美の基準に囚われる必要はないんだと思うようになりました。
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「セルフラブ」の精神を日本に届ける仕組み
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大阪府出身。外資系金融機関で広報業務に従事した後に、フリーのライター・編集者として独立。マネー分野を得意としながらも、ライフやエンタメなど幅広く執筆中。ファイナンシャルプランナー(AFP)。X(旧Twitter):@COstyle

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