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i☆Ris茜屋日海夏がデビュー当時は言えなかった夢とは

映画撮影のような気持ちで臨んだMV

――MVは別の方が出演するイメージシーンがメインで、茜屋さんは歌っているリップシーンのみだとか。動きがないぶん、表現力が求められる演出だと思います。 茜屋日海夏「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」そうですね。i☆RisのMVだと、リップシーンだとしても手を含めた体の動きで見せることが多いんですけど、今回はどちらかというと映画を撮影しているような気持ちで臨みました。表情や自分のなかから出てくるニュアンスだけで見せる感じです。歌詞の世界観や物語に合う要素を、自分の経験からにじみ出させるイメージというか。 ――撮影したMVシーンのなかで、注目してほしいポイントは? 私が撮影したのはリップシーンだけなんですが、明るい白い背景から徐々に夕焼けのようなライティングに変わっていくので、歌詞とリンクする変化を一緒に楽しんでもらいたいです。

夕暮れの中で走る情景が浮かぶラブソング

――「ステレオ」や「窓に映るネオンのハート」といったクルマを連想させるキーワードが散りばめられ、日が落ちていくなかを走る情景が浮かぶラブソングですが、どのような記憶の引き出しを開けて表現したのでしょうか。 茜屋日海夏「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」小さい頃から親の運転するクルマに一緒に乗るのが好きだったので、田舎の海辺の光景だったり、これまでに触れてきた恋愛モノの作品なんかを思い浮かべながらって感じです。聴く人によって、思い浮かぶ光景が違うと思います。クルマ好きな方には、ぜひ運転中に聴いてもらって、いままで走ってきた光景を思い浮かべてほしいなと思います。 ――茜屋さんが最初に曲を聴いたときに思い浮かべたのはどんな光景ですか? 最初に浮かんだのは、実際の記憶ではなくて。昼過ぎくらいからドライブデートをして、夕方くらいに海辺にクルマを停めて、夕日を見ながらのんびりして……みたいなイメージでした。
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どの活動でも、なぜか年々緊張するようになってきました
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