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混戦の牡馬クラシック路線に殴り込む!「絶対に注目すべき期待の馬」5選

粗削りながら非凡な末脚に見どころアリ「ビザンチンドリーム」

 4頭目はビザンチンドリームです。昨年12月の阪神でデビュー勝ちを飾り、現在1戦1勝です。  本馬もこれまでに挙げて来た馬たちに負けず劣らずのスケールの持ち主。新馬戦では逃げ先行馬が残る前残りの流れを、ただ一頭力強く伸びて差し切り、あっという間に後続を3馬身突き放す派手な競馬でした。  まだレースぶりを見ていると走りに集中していない面も見られ、鞍上のムルザバエフ騎手も、「まだ子どもです」と語るように気性面の課題はありそう。ただ、それでいて圧巻のパフォーマンスを見せるわけですから、本格化した際にはさらなる上昇に期待できます。器用さには欠けるので、皐月賞というよりは日本ダービー路線で注目したい一頭です。

豊富なスタミナが長距離で生きる!「ジャスティンミラノ」

競馬

名門・友道厩舎が送り出す大器・ジャスティンミラノ

 最後は、ジャスティンミラノです。ジャスティンミラノは新馬勝ちのみのキャリア1戦。現状はまだ多くいる期待馬の中の一頭に過ぎません。  しかしながら、本馬のスケールの大きさには目を奪われるものがあります。新馬戦ではマーカンド騎手に少し気合をつけられながら2番手を追走すると、直線は追い込んできた各馬を完封。500kgの馬体から繰り出されるストライドの大きな走りは迫力満点で、今後の可能性を感じさせるモノでした。  正直なところ、小回りの競馬で求められるような器用さのあるタイプではないかもしれません。ただ、トップスピードに乗れば長く脚を使えるので、皐月賞よりは日本ダービー、そして先々は菊花賞でも期待できそうなポテンシャルとスタミナを秘めた馬です。管理する友道厩舎も、毎年のように中長距離路線で有力馬を輩出する名門。今年はこの馬が、ダービー路線の惑星になるかもしれません。  以上が、未完の大器5頭でした。いかがだったでしょうか? 今後出走する際は、馬券はもちろん、そのスケール大きな走りにもぜひ注目してみてください。 文/TARO
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