また、女性は男性に比べて心を開くのに時間がかかる傾向にあり、心を開くまでは相手に下心を見せないことが大事です。そうでないと先ほど解説した理由によって、距離を置かれてしまう可能性があります。 　先ほど例に挙げた「食堂の女性スタッフ」も接客中にあなたに対してボディタッチしてきた場合はさすがに嫌悪感が勝つと思いますが、そうではなく会計後にサッと連絡先を渡されたのであれば、やはり「まあ連絡くらいはしてみても……」と考える可能性がありますよね。 　ただ、女性の場合、そのようなことはほとんどありません。もちろん下心を隠すだけで女性を落とせるわけではないので、自分磨きをすることは大前提となります。 　そうして自分に自信がつけば、「自分が普通にしていれば女性の方から寄ってくる」というマインドになるので、女性に対してがっつかなくなります。余裕ができるので、 「絶対に付き合いたい！」という気持ちで空回って、行動が暴走することもありません。 　下心を感じさせないままでその女性と仲良くなっていくためには、相手が主軸になるような会話やデートを増やすことが大事です。 　極端にいえば、街中でのナンパで見ず知らずの女性に「飲みに行きませんか？」と言っても100％下心があると思われますが、すでに友達のように仲良くなっている女性に同じことを言った場合は「友達同士での飲み」という認識になりますよね。 　とにかくまずは友達のように仲良くなることが大事。そのためにも「自分がその女性とどんな会話やデートをしたいのか」ではなく、「相手女性はどんな会話やデートをしたいのか」を考えることが重要です。 　自分本位でデートなどの提案をすると、「自分勝手だな」→「こんな自分勝手な男は結局、体目当てのはず」と思われてしまう可能性が高いですよね。たとえば、コミュニケーションをする中で映画の話題が好きとわかっても、自分の方から映画の話をし続けるのではありません。 　男性のほうから軽く映画の話題を振る、もしくは女性から映画の話をし始めたら、女性がしたい話をし続けられるように「え、そうなんだ！」「それなんだっけ？」「俺も好きだよ。君はどんなところが好き？」などいい意味で他愛のない話をしましょう。