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CAたちを“騙し続けた”「悪質な商社マン」の実態を暴露。“東南アジア路線廃止”に追い込んだ男の末路

伝説の商社マンの「その後の人生」

迷惑客

写真はイメージ

 そんな「伝説の商社マン・隼人」は現在、どうしているのだろう。 「それが、びっくりなんです。帰国してから半年も経たずして文筆業関連の女性と再婚しました。まったく女心のツボを得ているというか、人たらしの為せる業というか……彼曰く『毎日、嫁さんの尻に敷かれてる』と言いながらもご機嫌で(笑)。これが女性を惹きつける要因のひとつでもあるんでしょうね」  航空業界を揺るがせた伝説の男は、今はおとなしく過ごしているらしい。

CAは危機感を持つべき

 男性の「モテ」はルックスではなく、いかに女性を気遣い、楽しい気分にさせるか、よく言われるようにマメさが大事ということか。とりわけ、CAならばフライトの緊張や疲れを癒してくれる男性がモテるのかもしれない。  それにしても、チップと引き換えに客の部屋番号を教えたホテルマンの行為は職業意識にも倫理にも欠ける。もちろん、隼人自身の愚行も許せないが、女性側も南国ムードや男の甘い言葉に酔いしれると痛い目を見るという危機感を持つべきだろう。 文/蒼井凜花
元CAの作家。日系CA、オスカープロモーション所属のモデル、六本木のクラブママを経て、2010年に作家デビュー。TVやラジオ、YouTubeでも活動中。
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