更新日:2024年10月22日 18:40
ライフ

「父にカッターで顔を切られた」女性が全身に刺青を入れた理由「辛い過去を“乗り越える”意味がある」

将来の夢は「子連れでも利用可能なパーソナルトレーニングジム」

 
るいるいさん

これからもありのままを発信し続ける

 現在の収入源はTikTokなどを中心に、さまざまな仕事を掛け持ちしていると話するいるいさんには、将来的に叶えたい夢があるという。 「子連れでも利用可能なパーソナルトレーニングジムを開業したいですね。女性は出産後、体型の悩みが出てくる場合が多いですが、子育てに追われているとなかなか自分のケアに時間を割くことができません。まして、パートナーの理解がなければ、そうしたジムに通うことも難しいでしょう。だから子どもも一緒に行けるジムを作れたらと考えているんです」  裏切られれば信じることは怖くなる。まして実の両親や愛したパートナーからの有形無形の暴力を受ければ、生きる気力は目減りしていく。  だが、るいるいさんは決して顔を下げない。画面の向こうにいる無数の人たちに向けて、自分と愛する家族のありのままを発信し続ける。ときにいわれのない中傷を受けることもあるだろう。摩耗する、コスパの悪い生き方かもしれない。けれども強い意志によって、自らの幼少期に得られなかった幸せの手触りを確かめ、子どもに伝える挑戦に力強く乗り出した。 <取材・文/黒島暁生>
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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