ライフ

六本木の元クラブママが語る「人をイラつかせないための“4つの会話テクニック”」

③怒っている人とは人のいない場所で話す

蒼井凜花さん フライトにトラブルはつきものですが、その一つがモンスター並みのクレーム客の存在。怒り心頭のクレーマーがいた場合、ギャレーに来てもらって不満内容を吐き出してもらいます。というのも、キャビンでは他の乗客に囲まれている手前、クレーマーは引っ込みがつかなくなり、ますます怒りが増していくことが珍しくないのです。  そのため、他のお客さまの目につかない場所に呼び出し、不満をしっかり吐き出してもらったうえで、CA側も歩み寄るようにしています。乗客の勘違いだった場合は、「ご理解いただいて何よりです。ありがとうございます」とお礼をし、こちらに落ち度があった場合、誠心誠意、お詫びをします。どんな時もお客さまに恥をかかせないよう、配慮することは重要です。  ビジネスシーンだけでなく、日常生活のコミュニケーションにおいても、相手の不満を聞く時や部下を注意する場合、人目につかない場所で行うことが大切です。

④感謝とフォローの言葉を忘れない

 こちら側の要望を聞いていただければ、必ず「ありがとうございます」という感謝の言葉は必須です。「礼を言うのは当たり前だろう」と思う人もいるでしょうが、これがビジネス間なら当然でも、意外にも家族だったり仲のいい友人だった場合、忘れていることが多々あります。  人間関係を円滑にするためには、必ず声に出して感謝を伝えることが大切です。場合によっては「あなたのおかげで助かりました」「あなたに頼んで、本当に良かったです。私もお役に立てることがあれば、お声がけ下さい」など、フォローの言葉を加えることも、より好印象に繋がるでしょう。   当たり前のことと思っても、そのことが当たり前にできているとは限りません。今回紹介した4つのことを意識することで、相手を不快にさせることが減り、きっと人間関係が上手くいくようになるでしょう。 文/蒼井凜花
元CAの作家。日系CA、オスカープロモーション所属のモデル、六本木のクラブママを経て、2010年に作家デビュー。TVやラジオ、YouTubeでも活動中。
1
2
おすすめ記事