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道の駅に出没した“ぶつかりおじさん”。証拠を突きつけると「警察にだけは言わないで」と泣きついてきて…――仰天ニュース傑作選

犯人は「160センチ、60歳前後の男性」

「子どもが泣いている声がしたので駆け寄ると、目の前に蛇行するように歩いている男性の姿が。慌ててスマホの動画を回しつつ後を追いました。すると、混んでいる店内を早足で移動して、女性や子どもにばかりぶつかる。しかも、買い物袋だけでなく、自分が背負っていたリュックを当てることも。これは間違いないと、後ろをついて動画を撮り続けました」 仲間を呼び、その男性が自分の車に乗り込もうとしている時に意を決して声をかけたそうです。 「見た目は160センチくらいで、証言のとおり60歳前後の男性でした。こちらが声を掛けるとはじめは驚いた表情をしていたが、お客さんに迷惑行為をしている疑いがあると伝えると、激昂して反論してきた。男性が言うには、『混み合っている店内でぶつかるのは仕方ないし、自分も他人がぶつかってきて困っている』と言うんです。ならばと、自分が先ほど撮影した映像を見せ、明らかに女性や子どもにぶつかっていることを説明しました。あわせて、被害を訴えるお客さんが多く、警察とともに捜索をしていることを明かしました

「警察にだけは言わないで」と泣きつき…

動画を見せられ、さらに「警察」という言葉が出たことで観念したのか、その男性は渋々ながらぶつかり行為を認め始めたのだとか。 「話を聞くと、『ここ最近以前より混み合うようになってイライラしていたが、自分より弱そうな対象にぶつかるとスカッとした』と説明したんです。今後も同じようなことをしたら動画を警察に提出すると釘を刺しました。そうすると急に態度を変えて平謝りし、今後は道の駅に近づかないので、警察にだけは言わないでほしいと泣きついてきました。警察に突き出すのが目的ではなかったので、反省していると判断して帰ってもらうことに。その後、被害者が出なくなったので、やはりわれわれが注意した男性が犯人だったという結論になりました」 例えば自分がより屈強な男性からぶつかられたら怖いと思うはず。想像力が欠落しているからこそ、何の気なしに人を傷つける愚行に走ってしまうのでしょう。もし目の前に現れたとしたら、証拠を残して言い逃れができない状況に追い込んでやりましょう。 <TEXT/高橋マナブ>
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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