名奉行「遠山の金さん」の彫り物は、桜吹雪ではなく“女の生首”だった!?『禁断の江戸史』より
「遠山の金さん」のストーリーは間違いだらけ!?
先生に「遠山の金さん」のストーリーについて聞くと、ほとんどがウソだらけなのだとか。
「町奉行が直接容疑者に尋問するのは禁じられているし、裁判中、町奉行は動かずに行儀を正していなければいけません。ましてや立ち上がって彫り物を見せるなどもってのほか。そもそも、縁側からお白洲へ降りる階段など存在しません。
しかもドラマの金さんは、彫り物を見せて相手を観念させたあと『市中引き回しのうえ獄門』などと、判決を犯人に申し渡していますが、これも間違いです。
死罪などの重刑は、あらかじめ将軍や幕府の老中の許可が必要。しかも申し渡しは奉行所ではなく、牢屋敷においておこなわれるものなのです」
金さんが遊び人に扮して市井を徘徊していた……のはウソだった!
歴史作家、多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。
1965 年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす。『教科書に載せたい日本史、載らない日本史』『日本史の裏側』『殿様は「明治」をどう生きたのか』シリーズ(小社刊)、『歴史の真相が見えてくる 旅する日本史』(青春新書)、『絵と写真でわかる へぇ~ ! びっくり! 日本史探検』(祥伝社黄金文庫)など著書多数。初の小説『窮鼠の一矢』(新泉社)を2017 年に上梓。
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『禁断の江戸史~教科書に載らない江戸の事件簿~』 江戸人はエジプトのミイラを薬として食べていた
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