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「小さい車が落ち着く」スズキのハスラーで車中泊を楽しむ20代女性。究極の目標は「365日、車内で快適に過ごすこと」

キャンプは敷居が高いと思っていたが…

ちいこなさん

投稿は月一回。編集にはこだわりがあるそうだ

――すぐに車中泊を始めたとのことですが、車中泊の動画をYouTubeに投稿し始めたきっかけは? ちいこな:やっぱりDentanさんをはじめ、YouTubeに投稿されている車中泊の動画を見ていた影響が大きいですね。ただ、YouTubeを始めたのは今のチャンネルが初めてではなくて、元々は弾き語りの動画を投稿していました。昔から自分で何かを作って発信したり、クリエイティブなことが好きだったんです。 キャンプにも興味もあったのですが、初期費用がかかることや、設営も人でやるとなると大変そうで敷居が高そうだなと思い断念している部分もありました。でも、Dentanさんが車内で使っているギアなどを見ていると、「これなら私でも簡単に始められそうだな」と思えたんです。せっかく車中泊をするのであれば、綺麗な景色の場所へ行けばいい映像が撮れますし、自分にとってもいい思い出になります。あと、ご自身の体調の都合で外へ出られない方などに“行った気分”になってもらえれば……という思いも、動画を作るうえでの原動力になっています。

夫からアドバイスをもらうことも

――一日の過ごし方は? ちいこな:大学生の時は時間があったので平日も動画の編集ができたのですが、社会人になってからは平日にそういった時間をなかなかとれません。通勤時間に片道2時間くらいかかりますし、帰宅後も食事の準備をしなければいけませんし……。限られた時間のなかで、少しだけでも動画の編集をしたり、息抜きにゲームをしたりしてゆっくりしていることが多いですね。最近は特に「STREET FIGHTER 6(ストリートファイター6)」というゲームにハマっており、大会にまで参加するほどのめり込んでいます。その時に初めてライブ配信もして、たくさんの方に応援していただけたのは、とても嬉しかったです。 ――動画の撮影や編集は休みの日に作業している? ちいこな:そうですね。ほぼ土日にまわしています。撮影は大体丸二日間かかりますし、撮影が終わったらすぐに編集という感じで。月初めの土日に撮りに行って、中ごろの土日に編集して、月末に投稿というサイクルでやっています。 投稿は月1回だけなのですが、編集にこだわりを持っている分、少々時間をかけています。基本的に撮影も編集も自分でやっているのですが、旦那さんが「こういう企画で動画を撮ったら面白いんじゃない?」と第三者目線でのアドバイスをくれたり、結婚後はアシスタントとして撮影に付いてきてくれることもあります。 ――編集は独学ですか?シーンを切り替えるタイミングや見せ方などにこだわりを感じますし、もともと動画編集のお仕事をされていたのかなと。 ちいこな:編集は独学です。Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)を覚えて編集しています。Dentanさんをはじめいろいろな方の動画を参考にしていますね。特に初期のころはBGMやテロップをつけなかったり、車内の撮り方やカットの仕方などDentanさんを意識して編集していました。撮影する時の構図なども独学なのですが、水平を保ったりとか多少こだわって撮るようにしています。カメラをセットして、車に戻って運転して……と全部自分でやっています。
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小さい車、狭い空間が落ち着く
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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