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「お笑い芸人で史上初」“日本推理作家協会”会員になったカモシダせぶん。「ピン芸のネタを基に小説を書きました」

荷分け作業のおかげで全ジャンルに精通

書店員として働く

芸人の傍ら、未来屋書店、ほんまる神保町で働いている

――今は書店員と芸人の仕事の割合はどれぐらいですか? カモシダ:まだ圧倒的に書店の仕事が多いです。週3~5日は書店員をしています。ただ、芸人の仕事は突発的に入ることが多いので、社員ではなくアルバイトにさせてもらっています。 ――主な業務内容は? カモシダ:社員の方々は文芸やコミックといったそれぞれの担当を持つことが多いんですけど、自分はバイトなので荷分けや混雑時のレジ作業がメインです。 書店にあるさまざまな本を仕分けするので、オールジャンルの本に詳しくなることができるので、今の業務は芸人の仕事にすごく役立っていますね。

『アメトーーク!』出演で紹介した本が売り切れに

――“書店員芸人”になって一番うれしかった仕事は? カモシダ:やっぱり『アメトーーク!』に出演できたことですかね。売れていないと無理だと諦めていた時期もあったので感無量でした。 そして、自分が一番好きな小説家の詠坂雄二さんの『5A73』を紹介できたこともうれしかったです。 ケンドーコバヤシさんがその小説に食いついてくださって、翌日には「amazonランキング」で1位になったり、働いている書店でも売り切れたりしましたし。 芸人としてはもちろん、書店員としても最高な瞬間でした。
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自身初の小説を執筆『探偵はパシられる』
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