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市場規模は約4900億円!スケートボード業界で「メイドインジャパン」が注目されているワケ

デッキが新たなファングッズとして定着する?

シルクマスター 海外を中心とした盛り上がりを受けて、戸塚氏自身も、「日本でスケートボードのデッキが注目を集めていると肌で感じている」そう。 「うちは2011年頃から、アニメやマンガのTシャツのプリントサービスも手掛けています。そういった取引先が、新たなファングッズとしてスケートボードに興味を持ってくれています。  現在はOEMを中心に仕事を請けているので、うちの名前は表に出ていませんが、実際にアニメやマンガのキャラクターをプリントしたデッキも手掛けていますし、注文も着実に増えていますね。  アニメやマンガのキャラクターがプリントされたデッキの販売価格は、1万5000円から2万円程度。決して安くはありませんが、ずっと飾っておけるファングッズとして考えれば、手を出せない価格ではないと思います」

デッキを飾るときの注意点は…

 今後、意中のアニメやマンガだけではなく、ブランドやアーティストとコラボしたデッキを入手する機会があるかもしれないが、ネックとなるのが日本の住宅事情だ。 「日本には、デッキをインテリアとして飾る文化がありません。以前は、デッキを取り付ける金具すら売っていませんでしたし、金具の取り付け方も、壁にネジ止めするしかなくてハードルが高かった。  そこで弊社は、デッキのプリントサービスの研究と併せて、壁をあまり傷つけずにデッキを飾ることができる壁掛けフックの開発も行いました。弊社でもAmazonなどでフックを販売していますし、壁にかけるほかにも、レールに吊るしたり、机の上などに立てかけたりもできるので、以前よりも敷居は低くなったと思います」
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