更新日:2025年01月20日 16:50
エンタメ

「30代のすべてを刑務所で過ごしました」覚せい剤の売人だったセクシー女優が“薬物使用の後悔”を語る

ホテルの自室に客を入れて薬物を売っていたことも

密売に使っていたというホテル

逮捕される直前、密売に使っていたというホテル

――と言うか、お客さんが薬を買いに自宅まで来ていたんですか? 合沢:人の出入りに甘いビジネスホテルを取って、そこで売っていましたね。初めてのお客さんは廊下でやり取りをするんですが、常連になってくると部屋に入れていました。 ――そうなんですね。イメージとしては、闇取引みたいに路上でスッと渡してスッと別れる、みたいに考えていました。 合沢:私の場合は、もう常連になったらお友達、みたいな感じで。お客さんが部屋に入って、次のお客さんが来るまでの間、ダラダラしている「たまり場」になっていました。 そこで出会って、付き合うようになったお客さんもいましたね。私はお客さん同士を会わせるのは良くないかな、と思っていたんですけど、タイミング的に会っちゃうこともあって。

薬物を通じてできる人間関係は錯覚でしかない

――なんだか不思議な人間関係ですね。 合沢:そうですね、やっぱり寂しい人、孤独な人が多かったのかな、と思います。だから私のところを「居場所」みたいに感じて、いろいろと話して仲良くしちゃう。 私もそうやって懐かれると悪い気はしないし、なんだか「スナック」みたいな感じで楽しんでいました。私も当時は孤独感があったので、仲間ができたみたいな気持ちになっていたんです。 ――薬の話なんて、ほかの場所ではできないでしょうしね。 合沢:でも、結局は錯覚、勘違いの仲間関係なんですよ。全然プラスの関係性ではない。私も「こんなにいいものを売ってくれてありがとう!」なんて言われて、懐かれて、それで「私はいいことをしている」って思っていました。 でも結局は、薬とお金でつながっているだけの関係ですから。けっして「友達」や「仲間」なんて言えるものではないんです。
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「オーバードーズ」を楽しむ若者たち
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単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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【合沢萌】
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