更新日:2025年01月20日 16:50
エンタメ

「30代のすべてを刑務所で過ごしました」覚せい剤の売人だったセクシー女優が“薬物使用の後悔”を語る

覚せい剤は「生きていくためにできることの選択肢を狭める」

セクシー女優として活動

現在もセクシー女優として活動している

――しかし覚せい剤を止められないのは、やっぱり使ったときに気持ち良いからなんですかね。 合沢:あと、高揚感ですね。仕事をやり遂げたときみたいな、充実感と高揚感。それが気軽に体験できるから、ハマってしまうんです。 ――でも、身体にも精神にも良くはないですよね。 合沢:もちろんです。大量に摂取すれば身体的に危ないですし、精神的にやられてしまう人もいます。私も「誰かが殺しに来る」なんて妄想に取り付かれたことがありますね。マトモな判断ができなくなって、包丁を持ち歩いたこともありました。 ――それはとても危険ですね。人とぶつかって、反射的に刺しちゃう、なんてこともあったかもしれない。 合沢:本当に反省しています。覚せい剤を使って良いことは一つもないです。得られるのは、本当に一瞬の快楽だけ。なによりも、人間としてダメになります、仕事もしなくなりますし。 もし逮捕されたら、出所してから社会に溶け込もうとしても、とても難しい。私だって、今こうやってYouTubeやTikTokで活動しているのは、結局生きていくためにできることの選択肢が狭まってしまった、という理由もあるからなんです。

「オーバードーズ」を楽しむ若者たち

――覚せい剤以外にも、若い人達の間で「オーバードーズ」が流行している、なんて問題もあるようですね。 合沢:はい。市販の薬、風邪薬や、病院でもらえる睡眠薬や精神安定剤なんかを大量に摂取するのが、基本的なオーバードーズのやり方ですね。 ――大量に摂取するのが、やっぱり基本的な方法ですか。 合沢:そうですね、少しだとそれほど効き目がありませんから。私はオーバードーズを楽しむ趣味はないんですけれども、以前睡眠薬を「あんまり効かないな」と思って、ちょっと飲み過ぎちゃったことがあるんです。 そうしたら、もうグラングランになっちゃって。私は気持ち悪くなっちゃったんですが、人によってはこのグラングランになる状態、これが気持ち良いって人がいるんです。 ――酔っ払ったみたいな感じですか? 合沢:風邪薬や睡眠薬を大量に飲むと酩酊状態に近くなって、フワフワとした感覚が味わえるそうです。でも錯乱状態になることもあるらしいので、危険なのは間違いないですね。
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若者が感じる「居場所のなさ」が、薬物への入り口に
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単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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【合沢萌】
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