カーライフ

ガラ空きの駐車場で隣に停めてくる“トナラー”本人に怒りの直撃「なぜ私のクルマの隣に停めるのか」

「なぜ隣に停めるのか」トナラー本人を直撃

東京近郊のコストコで遭遇したトナラー

岩手には3泊し、様々な場所に駐車しましたが、結局トナラーに遭遇したのは宮古駅前の青森ナンバーだけでした。ちなみに、宮古市含めた岩手県内で青森ナンバーのクルマは少なく、トナラー以外で青森ナンバーのクルマを見かけることはありませんでした。 ですから私は、青森にトナラーが多いのか、などと考えていたのですが、なんとそれから1ヶ月も経たないうちに、第二のトナラーに遭遇してしまったのです。 その際もまた、びっくりするぐらい周りがガラガラなのに、私の隣に停めてくるという“見事なトナラー”でした。 そして、最も興味深かったのが、そのトナラーに遭遇したのが東京近郊だったという点であります。 東京近郊の同じような環境の駐車場において、この4年間、そういったトナラーに遭遇するということはなかったため、「見事なトナラー」は主に地方に残っていると考えていたのですが、それが覆されたのです。 私が第二のトナラーに遭遇したのは、東京近郊のコストコ駐車場でありますが、出入り口からも遠く、誰もが止めていないエリアでした。 そこでも、私はトナラーに遭遇するとは思っていなかったのですが、買い物をして戻ってくると私の隣に1台のクルマが止まっており、「またか!」と思った次第であります。ちなみに、そのクルマは「足立ナンバー」でした。 さらに今回の場合、相手の運転席側が私のクルマに対して接していたため、ドアパンチの可能性があった状態でした。私は念入りにクルマの状態をチェックしたのですが、幸いにも傷はありませんでした。 さてクルマに乗り込んだ私でありますが、ちょうどお腹が減ってきたため、車内で「周辺のお店」を探し始めました。そうしているうちに、こっちに向かってくる人物が来るではありませんか。それがまさに、トナラー本人だったのです。 そこで私は、これはチャンス!と思い、意を決してトナラーにインタビューを試みたのです。

緑色ランプは空車、赤色ランプはクルマが止まっていることを示す。緑色ランプ(ガラガラ)の中、わざわざ隣に止めるトナラー(黒色)

トナラーは50歳前後くらいの女性だった

そのトナラーは、助手席側のスペースに買い物かごを転がし、車内に荷物を詰め込みました。私はクルマから降り、「少しインタビューさせてください」と声を掛けます。 車内から見た様子では、40代ぐらいの男性だと思われ、メガネの奥の目つきが、少し危険そうな雰囲気もあったため、激昂される可能性も考えました。ただ、いざ話しかけてみたら、なんと女性でした。 ◯トナラーの人柄 トナラーは、50歳前後ぐらいの女性。話しかけたら「すみません」「すみません」などといって、内容も聞かないままなぜか謝られました。こちらも、相手とのトラブルを避けるために、高圧的な態度ではなく笑顔で「すみません~」と声をかけたのですが、謝られた次第であります。 ◯なぜトナラーをしたか そして、早速「なぜ私のクルマの隣に止めたのか?」を聞いてみたところ、以下のようなやりとりをしました。 トナラー「カート置き場が近い」 私「カート置き場はそっちにもあっちにもある。ここでなくてもよいのでは?」 私「カート置き場はいっぱいあるから、せめて1つスペースを開けて止めてくれればお互い楽にドア開けられますよ?」 トナラー「いつもここに止めている」「何も考えていなかった」 といった具合です。

コストコでトナラーに遭遇したときの状況(筆者作成図)

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「トナラー」の認知を広めることが被害対策に
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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