「昔は健常者のふりをしていた」聴覚障がい、トゥレット症ーー障がい当事者の“不自由な日常”を世間に発信し続けるワケ
「障がいへの知識を深めること」がSNSで発信する意義
酒井:僕は、料理が全然できません。手が勝手に動いてしまうので、包丁を使うことがほぼドクターストップなんですよ。
うさぎ:おもちゃの包丁を使って動画を撮ったら面白そう(笑)。
酒井:それ、いいかもしれないですね! うさぎさんが料理をしている隣で、僕がおもちゃの包丁を振り回す(笑)。
うさぎ:酒井さんの動画で、換気扇を拭いていて声が出てしまうのを見ましたが、めちゃくちゃ面白かったです! トゥレット症で自分に突っ込むようなシリーズをTikTokで投稿すれば、登録者数が伸びると思いますよ。
酒井:あの声は無意識なので、隠し撮りをしてもらわないと出ないんです。でも、発想がさすがですね。難聴うさぎさんは、SNSのフォロワー数もすごいですよね。
うさぎ:ありがたいことにコラボが多く、そのおかげで伸びています。コラボしているのは、障がいをもっている方が多めです。
酒井:いつも見ています。ああいう感じの集まりがもっといろいろなところでできたらいいと思うので、僕も頑張って発信しようと思います。
選択肢がA、B、Cしかないのなら
酒井隆成
トゥレット症の当事者として啓発活動に取り組む。2019年、桜美林大学在学中に出演したAbema TVの番組が話題に。以来、マスメディアの取材や自身のYouTubeなどで発信するなど、トゥレットの日常や経験を伝える活動を行っている。大学卒業後の2023年、重度訪問介護を専門とするマツノケアグループに入社。著書に『トゥレット症の僕が「世界一幸せ」と胸を張れる理由』(扶桑社)。
難聴うさぎ
1歳から補聴器+読唇術、24歳で世界一周を果たし手話も習得。コミュ力モンスター/耳についての発信をYouTubeやTikTokなどで行うインフルエンサー。SNS総フォロワー77万人。著書に『音のない世界でコミュ力を磨く』(KADOKAWA)。
<取材・文/大橋史彦 撮影/星 亘>
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『トゥレット症の僕が「世界一幸せ」と胸を張れる理由』 孤独、絶望、偏見に悩みながらも、 着実に夢を叶えてきたパワフルな半生
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