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「Switch2」は任天堂に何をもたらすのか。「Wii→Wii Uの失敗」に学ぶ“次世代ハード戦略”の成否

任天堂のキャラクタービジネス:ゲーム機を超える収益源

VTT Studio – stock.adobe.com

任天堂を語るうえで外せないのが、マリオやゼルダ、カービィなど、魅力的なキャラクターIP(知的財産)です。近年は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに開園した「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が国内外で大きな話題を呼び、ハリウッド映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』も世界的に大ヒット。今や任天堂のキャラクターたちは、ゲームという枠を超えてビジネスを拡大しています。 こうしたキャラクタービジネスの成功は、新ハード「Switch2」への注目度をさらに高める要因でもあります。多くの消費者は、マリオやリンク(ゼルダの伝説の主人公)といったキャラに対して、ゲームのみならず映画やテーマパークでも親しみを抱いており、その“愛着”が専用ゲーム機で遊びたいという意欲へと直結し、結果的にハードの販売台数やソフトの売上を押し上げています。 任天堂としても、ゲーム機が普及すればするほど自社IPに触れる人口が増え、さらなる関連グッズやテーマパーク事業、映像作品へと繋げやすくなり、まさに好循環を生み出しているのです。「Switch2」も、この好循環をより強固なものにするための基盤として機能することが期待されます。

今後の焦点:ソフトラインナップとオンラインサービス

「Switch2」の発表でユーザーが最も気になるのは、どのようなソフトが発売されるかという点です。任天堂は歴代ハードの立ち上げ期に合わせ、目玉となるビッグタイトルを用意してきました。たとえば、初代Switchのローンチには『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を投入し、その圧倒的なクオリティと自由度でユーザーを魅了し、ハード普及を牽引する“キラータイトル”の代表例となりました。 今回も、「マリオカート」や「あつまれ どうぶつの森」などの新作がSwitch2のローンチや発売初期の大きな目玉になる可能性は十分あり、ファンが“待ってました”と飛びつくようなラインナップを戦略的に配置することで、初年度から需要を盛り上げる狙いも見えるでしょう。 また、オンラインサービスの強化にも注目が集まっており、現行の「Nintendo Switch Online」ではファミコンやスーパーファミコン、さらにはNINTENDO64やゲームボーイといった過去ハードのソフトが遊べるようになっていますが、さらなる拡充を望む声があることから、「Switch2」に合わせてオンライン周りが刷新・強化されれば、追加料金で新作や大型アップデートを遊べるサブスクリプションが充実する可能性もあるでしょう。 もちろん、これらすべての施策がうまく機能するためには、任天堂が一貫して大切にしてきた“ゲームならではの世界体験の強み”をどこまで引き出せるかが鍵を握っています。 映像作品と異なり、プレイヤー自身がキャラクターを動かし、世界を探索し、物語に直接関われる。この体験こそが、数々の名作ゼルダを支え、任天堂ブランドをここまで強固にしてきた最大の武器だといえます。
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「Switch2」は新たな革命か、それとも安定路線か
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金融ライター、個人投資家。資産運用とアーティスト作品の収集がライフワーク。どちらも長期投資を前提に、成長していく過程を眺めるのがモットー。 米国株投資がメインなので、主に米国経済や米国企業の最新情報のお届けを心掛けています。Webメディアを中心に米国株にまつわる記事の執筆多数 X(旧ツイッター):@usjp_economist

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