更新日:2025年01月29日 12:30
仕事

リストラ対象になりやすい会社員「3つのパターン」。40代以上はもちろん、若手も安心できないワケ

3つ目にリストラされやすいのは…

3つ目にリストラされやすいのは協調性に欠ける社員だ。 「早期・希望退職募集をかける際にはあらかじめ『辞めてほしい社員』をリストアップして、彼らが当てはまるような年齢・職能条件を設定するものですが、そのリストは上長を中心とした社内評価や実績を基に作られるため、協調性のない人間はどうしてもリストの上位に掲載される傾向にある。 飲み会や社内行事に出ない一匹狼風の社員は、多少優秀でもクビ切りの対象になりやすい」(溝上氏)

リストラ対象になりやすい3パターン

[急増するリストラ]最新手口●協調性なし一匹狼風社員 社内行事は欠席、社内連絡は遅れがち……といった協調性のない社員は、目標どおりの成績を上げていても、リストラの対象になりやすい。上司に媚を売れとまでは言わないが要注意! ●こだわり強すぎ若手社員 ジョブ型の浸透で、若手でも希望する仕事に就きやすくなったが、結果、スキル不足でも特定のジョブを希望する若手が増加。若手だと給与引き下げの余地が乏しいためリストラ対象に ●40歳以上の「もらいすぎ」中年 日本の企業では定期昇給があるため、年を取るほど高給取りに。その結果、職務能力ともらっている給料にギャップのある中高年が増加。近年では40歳以上の中年が最大のリストラ対象に 【人事ジャーナリスト・溝上憲文氏】 週刊誌記者などを経て独立し、経営・人事・雇用・賃金問題を中心テーマに執筆を続ける。『非情の常時リストラ』など著書多数 【ルーセントドアーズ社長・黒田真行氏】 リクナビNEXT編集長、HRプラットフォーム事業部部長を経て’14年に起業。35歳以上の転職支援や40歳以上向けキャリア相談を行う 【社会保険労務士・須藤宏明氏(仮名)】 大学卒業後、大手企業人事部に務めた後、社会保険労務士として独立。中堅クラスの企業を中心に多くの企業の人事・労務管理を行う 取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/谷口 崇 ※1月21日発売の週刊SPA!特集「[急増するリストラ]最新手口」より
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