更新日:2025年02月15日 16:42
仕事

「昼夜を問わず現場へ」34歳の元テレビマンがYouTubeの世界で挑戦。“テレビでは取り上げられない部分”を意識して

15時間を超える過酷な移動も

ネパール

ネパールでは幻覚ハチミツの採取に挑戦

「EXIT JACK」のマネジャー兼撮影・編集担当として、これまで40カ国以上を旅してきた太一さん。特に過酷なのが長時間の移動だという。 「普通の旅行ではなく大きな挑戦をしようと思い、ネパールの山奥で山岳民族・グルン族が年に2回しか行わない『幻覚ハチミツ』の採取の撮影をしたんです。ネパールに向かったものの、まずは首都カトマンズから西ネパールのスルケットまでプロペラ機で1時間、そこから車で6時間移動し、さらに断崖を5時間かけて登り、ようやく採取現場にたどり着きました。また、ボリビアのウユニ塩湖に行ったときも、首都ラパスから紛争地域を通り、バスで18時間かかったこともありましたね」 撮影では、どんな苦労があるのだろうか。 「ボリビアで撮影していたときは、突然、首元に砂を入れられ、気を取られている隙にポケットからiPhoneを盗まれました。撮影中は、演者よりもむしろカメラマンが周囲への注意が散漫になりやすく、スリの標的になりやすいんです。 そういえば、中国の武漢では街中に貼られていた広告を見て、リアルドールが体験できる店に潜入しました。マンペーが結婚してからは、自分がこういった夜の店に行かされることが増えましたね(笑)」 また、訪れた国々での印象的な出来事についても語ってもらった。 「ギリシャに行ったとき、財政破綻と治安の悪化が報じられていましたが、現地の人々がみんな親切に接してくれたのが記憶に残っています。キューバでは、社会主義国ならではの独特な生活を目の当たりにしました。街中には広告が一切なく、国民全員が平等な生活を余儀なくされているのですが、実際にはお金を稼ぎたいという欲望を抱く人が多く、生計を立てるために路上に立って体を売る女性がいたことも印象的です」

旅系チャンネルはプラスアルファの情報を発信することが肝

木村太一現在、太一さんは「EXIT JACK」のマネジャーとしての活動に加え、登録者数1380万人を誇るYouTubeチャンネル「Nas Daily」の日本向けアカウントの運営、編集、翻訳も担当している。また、今年からは動画編集教材のリリースと、幅広くチャレンジし続ける太一さん。最後にYouTubeの将来性について尋ねてみた。 「YouTubeは芸能人など多くの人が参入し続けているため、希少性のあるチャンネルでなければ生き残れなくなっています。特に旅系チャンネルは旅をただ楽しむのではなく、プラスアルファの情報を提供し、視聴者が想像できない部分を発信することが肝だと感じますね」 【木村太一】 北海道出身。34歳。旅系クリエイターと共に1年の半分を海外で過ごしながら、チャンネル登録者58万人の旅系YouTuber「EXIT JACK」、1,380万人の「NAS DAILY」のマネジャーとして活動。「自分が動画編集を始める5年前に、こういう教材があったらよかったな」という思いから、2025年3月に動画編集教材「動画顧問」をリリース予定。Instagram:@taiichi_kmr <取材・文・撮影/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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