更新日:2025年03月06日 19:57
ライフ

令和の今も残る絶滅危惧種「デパートの屋上遊園地」全6か所をめぐってみた。日本の“デパオク”文化は海外にも

松坂屋高槻店「松坂屋スカイランド」(大阪府高槻市)

「松坂屋高槻店」の「スカイランド」

現在は西日本唯一の松坂屋「松坂屋高槻店」の「スカイランド」。神社の鮮やかな鳥居も彩りを添える。平日は空いていることが多い。写真:若杉優貴

 名古屋の松坂屋だけではなく、大阪の松坂屋にもレトロな屋上遊園地がある。大阪と京都の中間・JR高槻駅にデッキで直結する「松坂屋高槻店」の屋上(6階)にある「スカイランド」だ。  高槻松坂屋は1979年に開業。エレベーターで6階に昇り、少しレトロなアーケードゲームが並ぶ屋根付きの空間を抜けると、目の前に広がるのはミニ汽車やバッテリーカー、そして朱色の鳥居が印象的な屋上神社――まさに「典型的なレトロ屋上遊園地」らしい景観だ。大丸・松坂屋アプリの会員であれば、高槻松坂屋屋上の乗り物クーポンが配布されることもある。大阪から京都に行く途中に、アプリクーポンを使い、童心に返ってみてはどうだろうか。  なお、松坂屋高槻店は間もなく築半世紀。建物の老朽化も進み、近い将来の再開発計画が持ち上がっている。

アミコ(旧・徳島そごう)「アミコ屋上プレイランド」(徳島県徳島市)

「アミコ(旧・徳島そごう)」の「屋上プレイランド」

名峰・眉山を望む「アミコ(旧・徳島そごう)」の「屋上プレイランド」。かつて提携していた人気テーマパークの意匠が残されていた(撮影後に遊具の配置や壁の色などが変更されています)。写真:若杉優貴

 JR徳島駅前のショッピングセンター「アミコ」屋上(10階)にある「屋上プレイランド」。徳島市のシンボル・眉山を望むこの遊園地は、もともと1983年に「徳島そごう/アミコ専門店街」の屋上遊園地として開設された。2020年のそごう閉店後、一時は存続が危ぶまれたが、神社の撤去と一部エリアへのフットサルコート設置などのリニューアルを経て営業を再開した。  そごうはバブル期前後に地域の再開発に合わせて大量出店を行った百貨店として知られる。バブル期はすでに屋上遊園地が衰退しつつあった時代だったにもかかわらず、その頃に出店した店舗の多くが大型遊具のある大規模な屋上遊園地を備えていた。しかし、そうした店舗の多くが閉店、または営業していても屋上を庭園化・閉鎖するなどしているため、旧そごう系の屋上遊園地はアミコだけが唯一の存在となってしまった。  そごうはかつて東京ディズニーランドのオフィシャルスポンサーの一つだったため、一部そごうの屋上遊園地にはそれを思わせる意匠が見られることも特徴だった。訪問した際にはかつての面影を探してみてほしい。
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伊予鉄高島屋「屋上遊園地/くるりん」(愛媛県松山市)
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都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitter:@toshouken

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