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「患者は1年風呂ナシ」“過疎地の精神病院”の実態を職員が暴露。「行政も見て見ぬフリをしています」

行政も見て見ぬふりー“最後の受け皿”状態の精神科

行政も見て見ぬフリ――そんなずさんな管理体制でも、なぜ病院が存続できるのでしょうか。 マイリさん:この病院がやばいことは、地元ではかなり有名です。行政も実態を知っているはずですが、田舎にとって精神科はなくてはならない存在なので、大目に見られているらしいです。 田舎の精神科は身寄りのない人、施設を断られ行き場に困っている人の最後の受け皿でもあります。 適切な治療をしてもらえて、ご飯も出てきて、生活保護でも入院できる。そのような場所がなくなってしまうと、行政としても対応に窮するのでしょうね。

患者と家族、スタッフが安心できる病院になってほしい

――マイリさんは、今後もA病院で働き続ける意思はあるのでしょうか。 マイリさん:実は、この状況に耐えきれず転職を決意しました。この職場に入ってから精神科での仕事が嫌いになりそうでしたが、めげずにいろんな資格を取ったんです。その結果、別な精神科から内定をいただき、晴れて退職することになりました。 通勤時間は今よりかかりますが、私はこの仕事が好きなので続けられることを嬉しく思います。 ――おめでとうございます!きっと、マイリさんのような倫理観のある真面目な人材はほかに流れてしまうのでしょう。 マイリさん:長年貢献しているスタッフも、院長からの理不尽な扱いに疲弊し辞めていきます。しかも、すぐには辞めさせてもらえないので、一度入職したら退職するまで本当に大変です。辞めたくても、年齢や家庭を考慮して働き続けるスタッフで成り立っている病院です。 どんな患者さんにも、大切に思う家族や身寄りがいるはずです。そして、多くのスタッフはその思いに応えようと、過酷な状況に耐えながら日々努力しています。 経営者は病院だからと慢心せず、行政も現実に目を向け、地域が一丸となって安心して任せられる医療体制にしていく必要があると思います。 <取材・文/キムまる子>
OLを辞めて韓国留学を経験。アラサーならではの恋愛やお悩みをシェアするライター。韓国文化と恋愛についての記事を中心に執筆中。趣味はひとり酒。Xアカウント:@kim_marco0707
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