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ハワイより近くて安い「中国のドバイ」と呼ばれる海南島に直行便で上陸。中国式“機内サービス”の驚きの充実度

コストパフォーマンスの高さ

海口空港で子供を抱いてバスに向かう客室乗務員

海南航空のサービスを総合的に評価すると、十分な満足度を得られたと言える。この先の渡航を考えると、4月の閑散期に成田⇔海口を往復し、航空運賃は燃油サーチャージ込みで5.9万円であった。ハワイよりも近くて運賃が安く、何より現地での滞在費用が安く済む。ビーチリゾートとしての海南島は、日本からの直行便で手軽に訪れることができ、コストパフォーマンスの面でも魅力的な選択肢となるだろう。三亜は緯度が世界クラスの他のリゾート地と同程度で、ワールドクラスのホテルが林立している。 2025年4月1日から、海南航空で関西⇔海口を結ぶ週3便の路線が開設されるニュースが飛び込んできた。日本からますます、利便性が高くなる。 中国系エアラインのフライト中に感じた“違和感”は、結局のところ文化や習慣の違いによるものだ。しかし、それを理解し受け入れることで、中国系エアラインの新たな魅力を発見することができる。また、良い意味での意外さを爽やかさとして感じられた。 中国では不動産バブルと言われて久しいが、海南省では自由貿易や医療の面での特区が充実しており、経済面でも安泰であると期待が持てる。海南島最南部三亜のリゾート体験をお勧めする内容でこの記事を締めくくろう。

お勧めのホテル

ネプチューンアンダーウォータースイート

「中国のハワイ」という名前を「中国のドバイ」に変えたと言われるホテルがある。それが、世界にドバイとここだけにあるアトランティス・三亜だ。ホテルの中に15,000トンの水槽があり、68,000匹の魚が生息している。1,314室ある大型ホテルの中で、5室のみのアンダーウォータースイートが素晴らしい。部屋に居ながらにして滞在中ずっと魚を眺めていることができる。 日本から海南島への直行便は海南航空のみ。中国のリゾートで桁違いのバカンスを楽しみに行きたい。海南島はビジネスと観光両面で興味深い渡航先である。 ※航空運賃は2025年2月下旬に海南航空公式HPで確認したもの。
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
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