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「コープと一体化した駅」がある個性派ローカル鉄道を巡ってみた。2027年末休止方針で鉄道ファンが集結

終点の大鰐は温泉地。外国人観光客も少ない穴場

義塾高校前駅

義塾高校前駅。奥に見えるのは岩木山

 同じ鉄道を愛する者同士、しばらく鉄道談義に花を咲かせていたが、その後筆者は隣の義塾高校前駅まで徒歩で移動。大鰐線は各駅の間隔が短く、それほど時間をかけずに行くことができる。  それにこの区間はリンゴ畑が広がっており、のんびり歩くにはちょうどいい。季節的に雪で覆われていたが、振り返ると津軽のシンボル岩木山がキレイに見える。幸い気温が比較的高かったこともあり、ちょうどいい散策になった。  義塾高校前駅からは列車で終点の大鰐駅に。JR大鰐温泉駅との乗換駅になっており、その名前からわかるようにここは温泉地。駅前には大きなワニのモニュメントと無料の足湯がある。
大鰐駅前

大鰐駅前

 この日は現地に1泊し、宿や数か所ある公共浴場を湯めぐりして大満足。昔ながら温泉街という雰囲気で、このご時世にもかかわらず外国人観光客はあまり見かけなかった。
駅前の足湯

駅前には足湯が

 大鰐線はその気になれば数時間で歩ける短い路線で、沿線には観光名所や温泉もある。利用客の大半は学生などの地元客だが、旅行での利用にもよさそうだ。  休止まではまだ2年近くの猶予がある。旅行などで訪れる機会があればぜひ大鰐線に乗ってみてほしい。ローカル線ならではの雰囲気も堪能でき、きっと満足してもらえるはずだ。 <TEXT/高島昌俊>
―[シリーズ・駅]―
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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