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「セクシー女優の撮影現場は“地味な流れ作業”」…元女優が暴露する「意外と知られていない3つの裏事情」

③まだ、稼げると思われている

たかなし亜妖 世の中には「お金がなくなったら水商売をやればいいや!」と口にする女性や「いいよな、ホストはカッコいいだけで稼げて」と僻む男性、そして「脱ぐだけで月収数百万貰いやがって!」とセクシー女優のアンチおじさんなど、夜職はアホほど稼げると思う人々が存在する。  私は今まで「夜職はもう全員が全員、稼げる世界ではありません」と散々言い続けているのだが、まだまだ一般には認知されていないらしい。まぁ都心に“1億円プレイヤー”なんて書かれたホストクラブの宣伝カーが走っているくらいだから、「夜職=高収入が当たり前」という考えが根付くのは仕方のない話だけれど。  本当に稼ぐのはピラミッドの上部のみで、後は昼職よりちょっと良いくらいか、悲惨な生活を送るのが現状だ。今のナイトワーカーはかなりシビアなものの、痛々しい現実を知らないから歓楽街に飛び込む人間が絶えないのかもしれない。  稼げないから貯金がない、だからこそやめたくてもやめられない。蓄えがないからセカンドキャリアにいけず、いつまでもダラダラと続けてしまう……。夜の世界は今、こんな負のスパイラルに陥るキャストが多いため、夜のお店の苦戦がキャストたちの次のステップを阻む原因にもなっている。

夜職は“閉ざされた世界”と再認識

 意外と知られていない裏事情が多いことを知り、夜職はやはり閉ざされた世界なのだと改めて思った。だからこそみんなが興味を持ち、自分が業界人にならずともかつての経験者の話に耳を傾けたり、ネット記事を開くのだろう……というのが、自分なりの見解だ。  夜職の偏見をなくそうとは思わないし、なくなるとは思わない。けれども、裏側を伝えたら何も考えずに業界入りして失敗する人や、「自分には無理だ、やっぱりやめておこう」と踏みとどまる人、そして「いや、私ならこの世界で後悔なく頑張れそうだわ」なんて腹を決める人が増えるかもしれないため、今後も包み隠さずに話すつもりである。  トークショーへの登壇は、現実を知るのに良い機会だった。「またどこかで呼んでもらえないかしら」と図々しい期待をする私がいる。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya
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