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堀未央奈、乃木坂46時代からの探求欲「今の一番を出したい」

「今の自分の一番を叩き出そう!」という気持ち

――細かいところまで考えているんですね。そういうこだわりは、どんなふうに芽生えたのでしょうか? 堀:きっかけは、アイドル時代かな。大勢いるメンバーのなかから自分を見つけてもらわなければいけないので、見た目にこだわるようになったんです。「ヘアメイクを頑張ろう」「一瞬映るときに、良い表情をしよう」とか。そういうちょっとしたチャンスを見逃さず、ちゃんとものにすることの大切さは、大人数のなかにいたからこそ養われたものだと思います。 堀未央奈 女優めし――その力がないと、グループの中心メンバーではいられないのでしょうね。 堀:メイクは、アイドル時代から自分でやっているんです。信じられないくらい大容量のメイクバッグを持ち歩いて、なるべく早く現場に入って、時間をかけてメイクをする。しかも「今の自分の一番を叩き出そう!」という気持ちで、その日のお仕事にあったメイクを。そのくらい、自分というものをちゃんと持ってセルフプロデュースできなければいけないと思っています。 ――魅力的な人って、元来そういう人ですよね。ちゃんと芯があるというか。 堀:そうですね。実際、ファンの方は私の細かな変化を楽しんでくださるようになりました。毎日あげていたブログでも「あ、今日はここが違う」と気づいてくれて、それで好きになってくれる方も多かったです。結局、自分で自分に興味を持って、こだわれた者が勝つんだなとそこで実感しましたね。 ――そのこだわりを武器に女優としても活躍していますが、“女優・堀未央奈”が誇れるものは何ですか? 堀:度胸はかなりあると思います。アイドル時代にバラエティー番組でいろんなことをやらせていただいたり、可能性が未知数にも関わらずセンターをやらせていただいたりと“試される場所”にたくさん立ってきたんです。 なので、大舞台への恐怖心はきっとないかなと。他の方が「できそうにない」と思うような役や、「堀未央奈が演じているの、想像できない」という役にもどんどん挑戦していきたいですね。 ――芯はあるけれどしなやかさもあって、バランスの取れた方ですよね。堀さんって。 堀:私、てんびん座なんですよ! ――なるほど。だからバランスが良いと。 堀:かも知れないです(笑)。 【堀未央奈】 1996年、岐阜県生まれ。2013年に乃木坂46の2期生としてデビュー。同年リリースの7thシングル「バレッタ」でセンターに抜擢される。2021年にグループを卒業した後は、ドラマを中心に数多くの作品に出演。ドラマ『女優めし』は同名漫画が原作で、FODにて配信中。国民的女優でありながら、大衆グルメをこよなく愛するヒロイン・撫子の穏やかなグルメライフを描く <取材・文/松本まゆげ 撮影/尾藤能暢>
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ドラマ『女優めし』(全8話)
配信: FODにて全話好評配信中(※第1話無料配信)
出演:堀未央奈
SUMIRE 小方蒼介 永瀬真梨(Rain Tree)
原作:『女優めし』原作:藤川よつ葉/漫画:うえののの(集英社「週刊ヤングジャンプ」)
■公式サイト https://www.joyumeshi.com/
■FOD配信ページ https://fod.fujitv.co.jp/title/805b/
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