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“スーパーで売られている瀕死のカニやエビ”を蘇生させる動画が200万回以上再生…生き物系YouTuberが、危険な企画に挑戦してまで伝えたいこと

“日常系”の配信から、“好き”を突き詰めるようになるまで

水ラーメンさん

スーパーで売っている生き物を蘇生させる動画が人気に

ーーYouTubeで情報発信をしはじめたのはいつでしたか? 水ラーメン:大学生のときです。最初は生き物系に限らず、モーニングルーティンや心霊スポット巡りのような“日常系”の動画も出してました。きっかけはコロナ禍です。「何か新しい事に挑戦したい!」という気持ちがあって。閉塞感がある時代だったからこそ、インターネットを通して誰かとつながることが嬉しかったんです。 ーー初めから生き物系の動画に絞っていたと思いきや、少し意外です。 水ラーメン:最初はとにかく「売れたい!」「バズりたい!」という気持ちが強かったです。遠征にはお金がかかるし、道具や機材も高い。だから週6で運動系の部活をしながら、夜勤バイトで交通費を稼いで、朝5時にバイトが終わったら部活にそのまま行くなど、なかなかハードでした(笑)。ただ、日常系の動画が好きかというと、そうでもなく……。続けていても正直面白くはなかったです。 ーー今のような生き物系のコンテンツが中心になったのは何がきっかけでしたか? 水ラーメン:砂浜の穴に筆を突っ込んでアナジャコを採る動画を出したら、それがかなり伸びたんです。そこから穴釣り動画をいくつか出したら軒並みヒットしました。自分の好きな生き物の動画で喜んでもらえることがすごくうれしくて。それ以来、背伸びせず、自分の“好き”を突き詰めようと思いました。 ーー今年の冬からは、スーパーで買った生き物を蘇生させる動画を出しています。 水ラーメン:友人の「エマスちゃんねる」が蘇生させる動画を出していて「水ラーメンもやってみたら?」と言われたのがきっかけでした。コメントでは「この人、スーパーをペットショップだと思ってる」と言われています(笑)。最初に蘇生させた毛ガニがもう本当にかわいくてかわいくて。絶対に食べられないです。

何度も死にかけたサバイバル生活…それでも動画は止めなかった

水ラーメンさん

サバイバル時の素潜り動画は臨場感たっぷり

ーー生き物を愛する一方、【無人島3日間ガチサバイバル】の動画では、夜の海にも繰り出し生き物を捕まえて食べる動画も出しています。自然の中で身の危険を感じることはなかったですか? 水ラーメン:いっぱいありますよ(笑)。リーフ(サンゴ礁の外側)に乗っていた時に波にさらわれて、6メートルくらい吹っ飛ばされたこともあります。打ち所が悪かったら死んでいたかもしれません。他にも、素潜り中に腰に巻いた網が岩に引っかかって、深さ8メートルの場所で動けなくなったこともあります。幸い落ち着いてはずせましたが、パニックを起こしていたら余計に網が絡まって、陸に上がれなくなってたと思います。あとは夜の海でウミガメに猛スピードで突進されそうになったり、真横を2、3メートルのサメが横切ったり……。 ーーあの、聞いているだけで心臓止まりそうなんですが、怖くないんですか…? 水ラーメン:怖いですよ(笑)!でも「動画をやめよう」とは思わないです。危険なことには注意喚起しつつ、自然の美しさや生き物の面白さを届けたい!という気持ちの方が強いです。不思議なんですが、どんなに体力的・金銭的にキツくても、最後にはいい動画が撮れるんです。採算度外視でも、誰かがワクワクしてくれるなら続けたい。それが今の原動力です。
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発信力がついたからこそ、意識する点は…
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広告・ゲーム・出版を経て、現在はフリーの編集・ライターに。アニメ/ゲーム/アングラ等、ポップorサブカルチャーを浴びていたい。最近の目標は早起きと減量。友人とともに『ぽぷかる研究所』を細々と運営中

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