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“スーパーで売られている瀕死のカニやエビ”を蘇生させる動画が200万回以上再生…生き物系YouTuberが、危険な企画に挑戦してまで伝えたいこと

発信力がついたからこそ、意識する点は…

水ラーメンさん

死にかけていたカニも、すっかり元気に

ーー動画づくりで意識しているポイントはありますか? 水ラーメン:主人公は僕ではなくて、あくまで“生物たち”。その魅力や可愛さがどうすれば伝わるかを常に考えています。また、ある程度発信力がついたからこそ、環境問題への啓発など、責任感を持って発信するようにしています。 ーー確かに、生き物への愛情だけでなく、機材の知識/生態系/環境問題など知識も豊富なイメージです。 水ラーメン:まだまだ勉強中ですけど、海外の論文や海洋業者の資料も読みますし、できる限り調べてから撮影しています。でも、資料や図鑑だけじゃわからないことも多くて。釣って、捕まえて、飼って、現場で学ぶことの方が多いです。 ーー現在考えられる環境問題には何があるのでしょう? 水ラーメン:例えば、現在海洋ゴミは増加し続けていて、2050年には魚よりプラスチックごみの量が多くなることが予測されています。残念な話ですが、海の事をよく知っているはずの漁師さんの中にも、海にゴミを捨ててしまう方は一定数います。釣り人の中にもマナーが悪い人は絶えませんし、できる限り自分の動画でも注意喚起を続けています。 ーー最近だと、スーパーの生きている「モクズガニ」を自然に戻すことに注意喚起をされていましたね。 水ラーメン:スーパーで売られている「モクズガニ」は、在来種だけでなく外来種もいます。川に戻してしまうと遺伝子汚染や病原菌の拡散など、元の生態系に悪影響を及ぼします。ザリガニやミシシッピアカミミガメもそうですが、身近なものほど逃がしても大丈夫だと思われがちですが、絶対にダメです。最近は外来種を引き取ってくれる業者さんも増えてきたので、正しい知識を広めたいと思っています。 ーー視聴者には子どもたちも多いですし、水ラーメンさんが与える影響は大きいですね。 水ラーメン:子どもたちのスーパースターになりたいです(笑)! でも冗談抜きで、小さい頃の知識や経験って、その後の人生を左右すると思っていて。生き物を大切にしながら、視聴者と一緒に楽しめて学びになる動画を、これからも作り続けたいと思っています。 <取材・文/FM中西>
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【動画】スーパーに売れ残っていた瀕死のカニを飼育してみると…
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広告・ゲーム・出版を経て、現在はフリーの編集・ライターに。アニメ/ゲーム/アングラ等、ポップorサブカルチャーを浴びていたい。最近の目標は早起きと減量。友人とともに『ぽぷかる研究所』を細々と運営中

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