恋愛・結婚

平日はお互いに極力関わらない「週末婚」を希望する女性が増加傾向。いまだに存在する「家事労働の夫婦間格差」が背景に

申し込まれている側は、危機感を持つべき

 もしあなたが「家庭内週末婚」をしたいと思っている側なら、きっと相手の家事能力ややる気を信じられないと考えているのでしょう。  その予感や妥当性は否定しませんが、そうした相手は、子供ができたとしても、自動的に親らしい行動ができるようにはまずなりません。「なんで自分がこんなことまで教えなければならないんだ!」と思っても、別れたくないのなら、今のうちにあなたが鍛えようとするしかないのです。  反対に「家庭内週末婚」を申し込まれている側は、ご自身の家事能力やその分担量、そして相手への感謝の伝え方を反省すべきです。  フルタイム共働きである以上、お相手はあなたのお世話をしなくとも生きていけるのであり、本当はいつ捨てられてもおかしくないとの危機感をしっかり持ってください。

いまだに存在する「家事労働の分担格差」

 最後に2022年調査の、夫婦間における家事分担の実態*についてご紹介します。  1日に2〜8時間以上を家事に割いている正規雇用の女性は、実に75%以上にのぼります。一方で正規雇用の男性だと、2時間未満である人の割合が8割弱です。  しかし先ほどの数値は、妻側も“正規雇用”での数字です。正規雇用だからといって必ずしもフルタイムを意味しないとはいえ、ほとんどイコールと考えても差し支えはないでしょう。  等しく働いている夫婦同士でも家事労働の分担格差はまだまだあり、ハウスメーカーの「家事室」提案も、憂うべき実態に即したものと言えてしまうのかもしれません。  より多くの男性が旧来的なあり方から脱皮できたとき、そうした対応がなくなるとともに、婚姻率や出生率の数字が変わってくるのではないでしょうか。 *国立社会保障・人口問題研究所「2022年社会保障・人口問題基本調査 第7回全国家庭動向調査 結果の概要」より <TEXT/植草美幸>
結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など
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