GWのドライブ中に「Googleマップ」で迷走。なぜか“刺青”の男たちのBBQ会場に突入して…
ワイルドすぎる! “刺青”の男たちがズラリ
「見渡すと、刺青の男たちは数十人、いや、別荘のテラスにいる人たちも含めると百人規模でした。思わず妻が“うわあ”と顔をしかめます。ですが、逃げ場というか、別の道などありません。急いでウインドウを閉めて、クーラーをMAXにして、“このまま行くしかない”と決意しました」
こんなワイルドなサファリパーク、絶対に嫌だ……。
「わずか50センチぐらいの距離には、刺青の入った男たちがいて、酒を飲みながらBBQを楽しんでいるわけですが、私は目を合わせないようにしながら『ちょっと、すみません』と小声で言いながらアクセルを慎重に踏みました。もしもぶつかってしまったら……その足は、震えていたかもしれません」
お互いに気まずさが漂うなかで、ゆっくりと進む。
「永遠に続く時間のように感じましたが、麦わら帽子にサングラスをかけた人を最後に会場を通り抜けることができました」
ゆるやかに曲がっていくと、舗装された道路に戻った。村田さん夫婦も安堵の声を上げた。
「こわかったね……」
村田さん一家にとって「いままでの人生で一番たくさんの刺青を見た日」となった。
まさか別の意味で壮観な景色を見ることになるなんて……。ちなみに、子どもたちはまだちいさかったこともあり、この出来事を覚えていないそうだ。
彼女の誕生日に喜ばせるはずが…
田中健さん(仮名)は、GWに彼女との長距離の旅行を計画していた。目的地は北陸の温泉街。数ヶ月前からリサーチを重ね、観光スポットやグルメ、宿の予約まで完璧なプランを作っていたという。
「ここまで綿密な予定を立てたのは、GWが彼女の誕生日だったからです。これが成功すれば、きっと結婚も視野に入るだろうって」
そう考えて田中さんは内心ドキドキしながら旅行当日を迎えた。現地に到着すると、空は快晴。青空の下で彼女は終始笑顔を見せている。
「金箔ソフトを食べながら『こんなの初めて』と言い、温泉街を歩くときには『風情があるねぇ』なんて言いながら、僕の腕をぎゅっと掴んできました」
夜には贅沢な旅館で会席料理を楽しんだ。
計画は見事に進み、彼女は何度も「すごい!」と感動してくれて、田中さんの気分も上々だったという。
しかし、この完璧に思えた旅行に、致命的な抜け落ちがあった。
編集者・ライター・旅行作家。取材や執筆、原稿整理、コンビニへの買い出しから芸能人のゴーストライターまで、メディアまわりの超“何でも屋”です。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』『10ドルの夜景』など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』シリーズほか多数。X(旧Twitter):@gold_gogogo
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