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スーパーホテル支配人「2人で年収4000万円」の“秘密”とは? 夫婦・カップルで1店舗を運営、住み込みだから貯金も効率的に

独立志向の強い人材は目標達成のモチベーションが高い

ベンチャー支配人制度

ベンチャー支配人制度(Super Dream Project)を通じて、スーパーホテルの支配人になる2人1組のペアは、明確な夢を持って入ってくる。それが原動力となり、顧客満足度や売上・利益に大きく影響してくるそうだ

こうしたなか、スーパーホテルが特に注力しているのが人材の採用と育成だ。なかでも、「ベンチャー支配人制度」を通じて、“夢を持つ人材”の採用を積極的に行っている。 たとえば、将来は飲食店を開きたい。夫婦でペンションを運営したいなど、具体的なビジョンを持っている人材をターゲットに据えている。 なぜ夢を持った人が重要かというと、「日々の業務に対する高いモチベーションと継続力に直結するから」だと山本さんは説明する。 「もともと、当社のホテル運営はすべて本社スタッフが管理していた時期もありました。しかし、売り上げ目標の達成のために最後の1室を埋めきる“ラストワンマイル”のひと押しに限界を感じていました。その一方で、ベンチャー支配人制度を通じて活躍している方々は、自身の夢や目標を実現するためにスーパーホテルで働くことを選んでいます。 だからこそ、『あと1室をどう埋めるか』『どうやって売り上げ110%を目指すか』というのを自ら考え、工夫し、自然と行動に移していくわけですね。なので、私たちは『夢を持ち、独立志向のある人材』を積極的に迎え入れ、ともに成長していける環境を整えているのです」

1年間の報酬が2人1組で4000万円近くなる事例も。“住み込みホテル経営”という新たな働き方

スーパーホテル

実に90%以上の支配人が未経験からのスタートとのことだが、50日間の研修でホテル運営の業務をマスターできる研修が用意されている

このベンチャー支配人制度、実は1998年から始まったそうで、20年以上も継続しているものとなっている。 これまで26年間で、約500組(1,000名)のベンチャー支配人・副支配人が誕生し、夢の実現や起業・独立を数多く支援してきたという。 ベンチャー支配人制度への応募は夫婦、カップル、友人など同居可能な二人一組のペアが条件。基本的には1年更新の業務委託契約を締結し、4年契約を継続された場合には、約2000万円程度の資金を貯蓄することも可能である。なかには顧客満足度や稼働率向上に対するインセンティブを含めて、1年間の報酬が2人1組で4000万円近くなる事例もあるとか。 これは、一般的なサラリーマンではなかなか到達できない金額感ではなかろうか。
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なぜそんなに貯金できるのか?
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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