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外国人観光客の行列が絶えない一蘭。“簡単に入れない店舗”が増えても「日本人ファンが離れない」ワケ

「外国人観光客だからと迎合しない」一蘭が貫く“平等な一杯”の精神

味集中カウンター

一蘭の代名詞のひとつとなった味集中カウンター

今では、外国人観光客にとって定番のラーメン店になった一蘭。 外国人観光客が多く訪れる先述のエリアにある店舗では、毎日のように“行列”を見かけるようになった。ここで焦点になるのが、「日本人のファンが離れてしまわないか」という問題だ。 前提として、「国内外を問わず、すべてのお客様に対して、味集中カウンターで『最高の一杯を楽しんでいただきたい』という想いを大切にしている」と新井さんは語る。 「店舗に来店いただいた皆さまに対して、同じようにラーメンを楽しんでいただきたいという姿勢で取り組んでいるため、“海外のお客様が行列を作っている”という特別な意識はあまりないんですよ。あくまで一人ひとりのお客様として向き合っています」

「お子様ラーメン無料」で、日本人ファミリー層の支持を獲得

一蘭公式アプリ

一蘭公式アプリ

そうしたなかでも、一蘭公式アプリの「お子様ラーメン無料提供」は、日本人のファミリー層が多く利用するサービスとなっているそうだ。 「一蘭の公式アプリでは、小学6年生以下のお子様を対象に、大人1名につき最大5名まで『お子様ラーメン』を無料で提供しています。 当初は一部の店舗だけでしたが、今では全店舗でこのサービスを実施していて、ご家族連れのお客様を中心に好評いただいています。 また、アプリを通じて来店ポイントを貯めることもでき、貯まったポイントは替玉やご飯などと交換ができるほか、麺バー(アプリ会員)の方のお誕生月には替玉引換券をプレゼントしています。 こうしたサービスは、公式アプリが国内のみのサービスとなっていることからも、日本国内のお客様に向けた取り組みとして実施していますね」
ロードサイド店舗の相模原店の写真

ロードサイド店舗である相模原店

千葉や神奈川、群馬などの郊外にあるロードサイドの店舗では、外国人観光客がそれほど来店しない一方で、土日は子連れのファミリー層が行列を作り、「お子様ラーメン」のオーダーが多いとか。やはり、並んでいる客層については、一定の地域差が見られるということなのだろう。
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一蘭の味を“家”でも楽しめる「お土産商品」の開発にも注力
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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