スポーツ

和歌山県出身監督は勝負弱い?小久保・西口・吉井3監督の采配から見える“意外な共通点”とは

小久保監督と対照的な吉井監督

八木:ロッテはどう? 上村:小久保監督とは対照的に吉井監督はよく選手を動かしますよね。打順の組み替えも多いですし、適材適所、臨機応変にやっているイメージです。あとは中継ぎ投手に3連投させないなど、長いシーズンを見据えた選手起用が特徴です。 八木:現役時代の吉井監督はちょっと荒々しい面があった記憶があるけど、監督になってからは優しいというか、和歌山県民らしくなってきた。佐々木朗希をメジャーに送り出した時のコメントなんかも人情味があって良かったよ。 上村:いずれにしてもパ・リーグはソフトバンクの戦力が1枚も2枚も上。山川もそのうち当たりを取り戻すと思いますし、連覇は堅いとみています。

ソフトバンクの戦力はケタ違い?

八木:今日は話題に出さなかったけど、日本ハムと楽天も優勝を狙える位置にいると思う。特に楽天は三木監督が5年前の経験を生かしている。新庄監督は何を考えているのかさっぱり読めないけど(笑)。 上村:日本ハムはやはり万波中正清宮幸太郎の2人次第でしょう。清宮幸の三塁守備は怖くて見てられませんが……。 八木:個人的には和歌山県出身の3監督はもちろん応援しているけど、西武、楽天、ロッテのうち2球団はAクラスに入ると思う。 上村:いや、ソフトバンクは戦力が他球団と違いすぎますって。交流戦までは5割で十分です。 八木:いずれにしてもこのまま混パが続いて、5~6ゲーム差以内に全チームがひしめき合うなんて事態になったら盛り上げるだろうね。  *  *  * 文/八木遊 【上村祐作】 1980年生まれ。鹿児島出身。上京後、複数のスポーツ系アルバイトを経験したのち、野球専門誌で編集者兼アナリストとして従事。2013年から独立し、選手の技術本制作やウェブ媒体の執筆に携わる。可能な範囲で現場取材も行い、春季キャンプ期間の2月はほぼ沖縄にいる。
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
1
2
【関連キーワードから記事を探す】