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“勝手に一夫多妻”の共同生活、“第2夫人”が明かす不妊治療の紆余曲折。高額な治療費でも「みんなが『いいよ』と言ってくれて」

訪れた試練、天井を見上げて「あ、手術室だ……」

一夫多妻 体外受精の準備段階で、彩花さんは思わぬ現実に直面する。検査の結果、子宮内膜ポリープが6つも見つかったのだ。 「これは結構マイナーな病気みたいで、ポリープがあることによって着床できなかったみたいです。特に体に異変を感じることは1度もなく、ぜんぜん気がつきませんでした。『これがあると絶対に妊娠できない』と言われ、すぐに手術日が決まりました」  3月17日に行われた手術は、彩花さんにとって大きな試練となった。 「静脈麻酔で眠ったまま手術するんですが、その前に子宮口を広げなければいけないので、座薬を入れたり、子宮にスポンジを入れたり、2本も注射を打ったり……痛さにも波があるのですが、痛かったですね」  手術中も麻酔が切れて目が覚めてしまい、天井を見上げて「あ、手術室だ……」と思った瞬間、急に痛みが強まるなど、予想外の出来事もありつつ、無事に6つのポリープを取り除くことができたそうだ。

採卵手術まで皮下注射と坐薬の日々

 ポリープ除去手術後、やっとスタート地点に立った彩花さん。採卵に向けての準備を始めた。 「子宮口をエコーで確認して、採卵に向けて、私は排卵誘発剤を飲み、薬を注射をすることになりました。皮下注射と言って、おへその周りの皮下脂肪のところにプスッと自分で刺すんですが、家で自分で打つのはめっちゃ怖かったです」  排卵誘発剤の服用と注射、そして座薬の挿入を毎日続けた。1週間が経ち、病院で排卵の日を決めることになったが、先生が指定した日程は「明後日」。 「もう思ったよりも急すぎて(笑)」  4月4日、ついに採卵手術の日を迎えた。 「爆睡してしまい、起きたら終わっていましたね。手術では6個の卵子を採取して、体外受精と顕微授精で半分ずつやって、結果、どちらも1つずつ受精できました。子宮に戻せるのは1つだけですが、もう1つは凍結して。他の2つの卵子も“受精不明確”ということで、将来的に受精卵に育つ可能性もあるので、不明確だった2つを合わせて4つを培養しました」  不妊治療における培養とは、受精卵を体外で育てること。 「受精卵になったのは純粋にすごく嬉しい。ただ、培養していくなかで子宮に戻せない可能性もあるそうで。そうなってしまうと、また採卵からやり直しです。とにかく無事に成長してほしいと思っていました」
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「ものすごいスピード感だった」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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