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すき家のねずみ混入騒動に「4日程度の休業じゃ根絶は正直無理」と内装業者…「忙しくて掃除まで手が回らない」と憤るバイトも

忙しくて掃除は無理! 憤るバイト店員

[飲食店ねずみトラブル]一斉捜査

ゼンショーHDの店舗でバイト歴10年以上の高木さん。「自社工場から賞味期限切れの食材が店に届いたことも。本部に改善を求めてもスルーされます!」

 中田さんは「休業は世間に向けた単なるパフォーマンスでは」と、疑問も呈する。冒頭の金谷氏も次のように語る。 「飲食店に生息するねずみは配管や室内の隙間を絶えず移動しており、巣を撃退しても根治は難しく、長期的スパンで対策を取る必要があります。ねずみを一回で一網打尽にするには建物を破壊し更地にするしかないですね」  また、「すき家の騒動は明らかに人災。人手不足は深刻です」と憤るのは、ゼンショーHDが運営する飲食店で10年以上アルバイトをしている高木直之さん(仮名・40代)だ。 「メニュー数の増加や、ウーバーイーツへの対応など、10年前と比べて作業は格段に増えているのに、人員は変わりません。その貴重な人手も日本語学校に通うベトナム人などの外国人を数十人規模で一括採用し、十分な研修をしないまま現場に出しています。ガッツのある人も多いですが、日本語が通じないので現場は大混乱。店を回すので精いっぱいで掃除まで手は回りません。老朽化した店では水道管が埋め込まれている壁からウジが湧いたこともあります」

「24時間働きづめで寝ていない」社員もまったく足りてない!

 関西地方のすき家で半年前までアルバイトをしていた大沢恵美さん(仮名・20代)も、「人手は常に足りていなかった」と振り返る。 「すき家は深夜に清掃をするルールでしたが、アルバイト2人体制で忙しいうえ、清掃すべき場所のチェックリストは私が入っていた店舗には存在せず、何となく目についた箇所をキレイにする程度でした。確認のためエリアマネージャーに連絡を入れるも繋がらないこともしばしば。『24時間働きっぱなしで寝ていない』と言っていたので、社員も足りていないのでしょう」  こうした人手不足は、異物混入にどの程度影響したのだろうか。  SPA! がゼンショーHDに対し「人手不足が著しく、清掃や衛生管理に手が回っていないというのは事実か?」と質問をしたところ、 「アルバイト研修については業務を始める前に各地のトレーニングセンターまたは店舗で研修を行っています。4月5日より毎日午前3時から4時までの間、営業を休止。営業中に実施しづらい機器の裏側の清掃などを集中的に行う時間を確保し店舗水準の向上を図っています」(すき家広報)  といった返答だった。  現場アルバイトからの「研修が十分ではない」という声は、果たして届いているのだろうか。また安心して牛丼を食べられる日が来ることを祈りたい。 【害獣BUZZ】 ねずみのほか、さまざまな害獣・害虫に対応する駆除業者 取材・文/週刊SPA!編集部
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